シノドス(世界代表司教会議)と「リネアメンタ」(提題解説)
シノドス(Synodus Episcoporum)とは
シノドス(Synodus Episcoporum=世界代表司教会議)
第12回通常総会が、来年2008年10月5日から26日まで、バチカンで開催されることが決まり、すでに準備が始まっています。
「シノドス」とは、
もともと「ともに歩む」という意味のギリシア語で、一定時に会合する司教たちの集会のことです。教皇と司教たちとの関係を深め、信仰および倫理の擁護と向上、規律の遵守と強化のための助言をもって教皇を補佐します。また、世界における教会の活動に関する諸問題を研究します。
シノドスは、提起された問題を討議し、教皇に意見を具申しますが、決定機関ではありません。会議に関する権限は、すべて教皇にあります。会議の招集、代議員の指名・任命、会議要綱の決定、会議の主宰、閉会、延期、解散などは教皇の権限で行われます。
シノドスには、通常総会と臨時総会があります。特定地域または複数の地域に直接に関連する問題を取り扱う特別会議が開催されることもあります。通常シノドスは1967年の第1回からほぼ2〜4年ごとに開かれています。臨時シノドスは1969年と85年に、地域別の特別シノドスは1980年のオランダ特別シノドス以来8回行われました(これまでのシノドスについては、カトリック中央協議会出版部発行『カトペディア2004』110−113ページを参照)。
http://www.cbcj.catholic.jp/publish/other/cathope2004/cathope2004.html
リネアメンタ(Lineamenta)
シノドスが開催される前に、教皇庁シノドス事務総局は、準備文書を各国司教協議会にあらかじめ送付します。この準備文書は「リネアメンタ」(Lineamenta=提題解説)と呼ばれます。
各国司教協議会は、2007年11月末までに、シノドス事務総局宛、「提題解説」末尾の質問事項に対する「回答」を送ります。シノドス事務総局は、各国の司教協議会の「回答」に基づき、シノドス開催前に「インストルメントゥム・ラボーリス」(Instrumentum
Laboris = 討議要綱)を発表します。これが、実際にシノドス会期中に行われる議論の材料となります。なお、シノドスが開催された後、通例、教皇がシノドス後の使徒的勧告を公布しています。
今回の第12回通常総会のテーマは「教会生活と宣教における神のことば」です。前回のシノドス11回通常総会のテーマ「聖体(エウカリスチア)ー教会生活と宣教の源泉と頂点-」を踏まえ、教会生活と宣教における神のことばの理解と実践を考察することを目指しています。
ちなみに次回のシノドスの日本代表には、今年2007年2月に開催された2006年度臨時司教総会で、長崎教区の髙見三明大司教が選出されました。
ここに掲載した「リネアメンタ」は、今回のシノドスのために2007年3月25日付で全世界の司教たちに送付された英語版とラテン語版を底本に、当協議会の司教協議会秘書室
研究企画が訳出したものです。ラテン語の原文と、英・仏・独など7か国語の訳は、教皇庁のウエブサイトでご覧いただけます。
http://www.vatican.va/roman_curia/synod/index.htm
なお、格別に「リネアメンタ」に対するご意見がある場合は、ご自分が所属する教区の教区事務所宛お寄せください。 |