2025年 聖年

公式サイト:https://www.iubilaeum2025.va/en.html

教皇フランシスコは、2月11日、新福音化推進評議会議長サルバトーレ(リノ)・フィジケラ大司教に宛てた書簡を発表し、2025年の聖年の開催を告知しました。
詳細については、今後公布される大勅書によって明らかになります。聖年に向けて準備するよう、呼びかけられています。


教皇フランシスコ、2025年聖年のための書簡

【サルバトーレ(リノ)・フィジケラ大司教に宛てた、2025年聖年のための書簡】
 聖年は、教会生活において、つねに霊的、教会的、社会的に重要な出来事です。ボニファツィオ八世が1300年に最初の聖年を(100年の周期で——のちに聖書のモデルである50年に変更され、さらに25年に固定)制定して以来、信仰深い神の民は、この祝いを、罪のゆるし、とくに神のいつくしみを十分に表現した免償によって特徴づけられる特別な恵みのたまものとして経験してきました。信者は、通常、長い巡礼の旅の終わりに聖なる扉をくぐり・・・【全文

2024年は祈りの年


教皇フランシスコは、2024年1月21日の「お告げの祈り」でのことばの後で、2025年聖年への準備として2024年を「祈りの年」とするよう呼びかけました。

聖年 日程表

2025年にバチカンで行われる聖年に関する祝祭等の日程表(日本語版)

公式サイト:https://www.iubilaeum2025.va/en/pellegrinaggio/calendario-giubileo.html

聖年の祈り

天の父よ、
あなたは、わたしたちの兄弟、御子イエスにおいて信仰を与え、
聖霊によってわたしたちの心に愛の炎を燃え上がらせてくださいました。
この信仰と愛によって、
神の国の訪れを待ち望む、祝福に満ちた希望が、
わたしたちのうちに呼び覚まされますように。

あなたの恵みによって、わたしたちが、
福音の種をたゆまず育てる者へと変えられますように。
この種によって、新しい天と新しい地への確かな期待をもって、
人類とすべてのものが豊かに成長していきますように。
そのとき、悪の力は打ち払われ、
あなたの栄光が永遠に光り輝きます。

聖年の恵みによって、
希望の巡礼者であるわたしたちのうちに、
天の宝へのあこがれが呼び覚まされ、
あがない主の喜びと平和が全世界に行き渡りますように。
永遠にほめたたえられる神であるあなたに、
栄光と賛美が世々とこしえにありますように。
アーメン。


英語版はこちら https://www.iubilaeum2025.va/en/giubileo-2025/preghiera.html


聖年のロゴ

 このロゴマークは、地球の四隅からやってきた全人類を代表する、四つの像を図案化したものです。彼らは互いに抱き合い、すべての民族を結びつけるべき連帯と友愛を示しています。

 先頭の像は十字架を掴んでいます。それは、この人物が抱いている信仰を象徴しているだけでなく、決して捨て去ることのできない希望をも表しています。なぜなら、わたしたちはつねに希望を必要としており、とりわけ、もっとも困窮しているときこそ必要だからです。

 人物の下には荒波が押し寄せ、人生の旅がいつも穏やかな海で順調に進むとは限らないことを象徴しています。日常生活の状況や、より広い世界の出来事によって、希望に向けてより大きな呼びかけが必要となることもしばしばです。だからこそわたしたちは、細長く、いかりの形に変えられて、波に下ろされている十字架の下の部分にとくに注意を払うべきです。いかりは、希望のシンボルとしてよく知られています。海事用語で「希望のいかり」とは、嵐の中で船を安定させるために、非常時の操船に使用される予備のいかりのことです。

 特筆すべきことですが、巡礼の旅は個人が行うものではなく、むしろ共同体的なもので、人を十字架へとより近づけていく、いや増す力であるという特徴を、このロゴは表現しています。ロゴの十字架は決して静的なものではなく、動的なものです。十字架は人類に向かって身をかがめ、人を孤独にすることなく、その存在の確かさと希望の確信を与えるために、人類に手を差し伸べているのです。

 ロゴの下部には、2025年の聖年のテーマが記されています。緑の文字で書かれている「希望の巡礼者」です。


公式聖歌 ”Pilgrims of Hope” 「希望の巡礼者」

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