
2026年10月4日(日)、年間第27主日の正午に、教皇公邸書斎の窓から「お告げの祈り」を唱える前に述べたことば(原文イタリア語)。 「お告げの祈り」の後、イタリア語で次のように述べた。 親愛なる兄弟姉妹の皆様。 先 […]
2026年10月4日(日)、年間第27主日の正午に、教皇公邸書斎の窓から「お告げの祈り」を唱える前に述べたことば(原文イタリア語)。
親愛なる兄弟姉妹の皆様。
先週の日曜日(9月27日)にルルドで、10月の間、戦争の終結と平和の構築という特別な意向をもってロザリオを唱えるように呼びかけました。最初にこの呼びかけにこたえ、また今もこたえ続けているのは子どもたちです。10月1日(木)から7日(水)まで「苦しむ教会の援助」(Aiuto alla Chiesa che soffre)基金は、世界の平和と一致のために「100万人の子どもたちのロザリオの祈り」という取り組みを推進しています。世界の多くの地域で心を合わせてこの祈りを行っているすべての子どもたちに心から感謝します。わたしたちも皆、この子どもたちの模範に倣って、人々が戦争の惨禍から解放されるようにおとめマリアの執り成しを願い求めましょう。とくに聖地と暴力の犠牲となった罪のない人々のために祈りましょう。
数日後、使徒的勧告『愛のよろこび(2016年3月19日)』(Amoris laetitia)公布10周年を記念してバチカンで東方カトリック教会の指導者と全世界の司教協議会会長を招集した会議が開催されます(10月7日-14日)。この会議は、現代において家庭と若い世代とともに福音をのべ伝えるために歩むべき道を明らかにするためのシノドス的な識別の機会となるものです。この取り組みと、とくに神の助けによって希望のしるしとなり、教会と社会にとってのはかりがたい財産である家庭を、皆様の祈りにゆだねます。
アッシジの聖フランシスコ(1181/82-1226年)没後800年を記念するさまざまな取り組みがなされていることをうれしく思います。わたしはとくにイタリアの行政当局者の臨席のもとにアッシジで行われた行事(10月3日)を思い起こします。聖フランシスコの平和のメッセージを広めているアッシジとフォリーニョの無線愛好家のかたがたにもごあいさつ申し上げます。
10月3日(土)のアッシジの聖フランシスコ没後800年の記念日の晩には、アッシジのサンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂から聖フランチェスコ大聖堂までの3キロメートルの距離を行列が行われ、聖フランチェスコ大聖堂で教皇庁奉献・使徒的生活会省副長官のアンヘル・フェルナンデス・アルティメ枢機卿の司式によってミサがささげられた。ミサ後、ミサに参加したセルジョ・マッタレッラ大統領があいさつした。
親愛なる兄弟姉妹の皆様。こんにちは。
今日の主日の典礼の中で朗読された福音のたとえ話は、イエスの生涯について述べながら、その使命の意味を明らかにします(マタ21・33-43参照)。イエスは世に遣わされた神の子ですが、イエスを手を広げて受け入れるべきだった人々によって拒絶されます。救いをもたらすために来られたかたが断罪されます。いのちを与えることを望んだかたが死刑に処せられます。このことは世界と人々の歴史を損なう多くの残虐な出来事について考えさせますが、キリストの教えは限りなく深い御父のあわれみを現します。
実際、この暴力的な拒絶が、無限の正義によって悪をあがないへと変える神のみ心を挫くことはありません。「家を建てる者の捨てた石、これが隅の親石となった」(マタ21・42。詩118・22参照)。イエスご自身、主がなさった驚くべきわざをたたえるこの詩編のことばを思い起こさせます。まさにこの捨てられた石が、すべてのものを支える土台となるのです。まさにこのようにして全能のかたは歴史を導き、わたしたちのすべての失敗を助けてくださいます。神は決してわたしたちのいのちを見捨てられません。
たとえ話の中で用いられたイメージによれば、正義をもって耕すべきぶどう畑は教会です。わたしたちは自分の選択によって教会を築きもすれば、傷つけもします。このことに関連して、まさに今日の没後800年にあたり、主のぶどう畑で働き、豊かな実りをもたらした働き手であるアッシジの聖フランシスコを思い起こしたいと思います。イエスはご自身の教会を修復することを聖フランシスコに願いました。フランシスコは十字架につけられたかたに促されて、何よりもまずキリストという土台の上に人生を築きました。そして不思議な聖痕のしるしを受けるに至るまで、キリストの貧しさと喜びと苦しみをともにしました。すべての人への愛に満ちた熱心な祈りの人であったフランシスコは、教会改革のための真の条件としてフランシスコの禁欲生活を共有した最初の兄弟たちの模範となりました。聖フランシスコは、主イエスへの信仰の徳によって教会を修復し、兄弟愛のあかしによって不和の亀裂をいやしました。
愛する友人の皆様。聖フランシスコのカリスマは8世紀をへた今なお実を結んでいます。そのことは、偉大で生き生きとしたフランシスコ会家族だけでなく、フランシスコの霊的遺産が神の民に与える多くのたまものが示します。それゆえ、フランシスコ没後800年を記念しながら、忍耐強く平和のたまものを願い求め、人々の間の和合を築くために真摯に取り組みたいと思います。
このために働くわたしたちに、わたしたちの母である至聖なるマリアの執り成しがつねに同伴してくださいますように。今わたしたちは、ロザリオのおとめに祈願をささげるためにポンペイの聖母巡礼聖堂に集まった信者と霊的に一つに結ばれながら、マリアに向かいます。
