使徒的勧告 愛のよろこび

社会や環境の急激な変化、個人主義の台頭、人間の関係性の希薄化や変貌などによって、価値が揺らぎ危機に瀕している「家庭」と、それを築くための根本である「結婚」。そうした現代の危機への認識から出発し、聖書、そして教会諸文書が何を教えているかを再確認したうえで、社会の最小単位である家庭の不変の価値を、過去の教会の独善的ですらあった姿勢に対する反省を伴いつつ説く。愛と性のキリスト教的理解の指針。
【原文の発表年月日】2016年3月19日

原タイトル AMORIS LAETITIA
著者 教皇フランシスコ
発行日 2017/8/30
判型 四六・上製
ページ数 320 P
価格 本体価格 2000円(税込2200円)
ISBN 978-4-87750-207-2
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目次

第一章 みことばの光に照らして
 あなたとあなたの妻
 あなたがたの子らはオリーブの若木
 苦しみと流血の道
 あなたの手の労苦
 抱擁の優しさ

第二章 家庭の現実と課題
 家庭の現状
 いくつかの課題

第三章 イエスを見つめて―家庭の召命
 イエスは神の計画を取り戻し、完成させる
 教会公文書に見る家庭
 結婚の秘跡
 みことばの種子と不完全な状況
 生命の伝達と子の教育
 家庭と教会

第四章 結婚における愛
 わたしたちの日々の愛
 夫婦の愛徳を高める
 情熱的な愛
 愛の変貌

第五章 豊かに実る愛
 新たないのちを迎える
 豊かに実る性質の拡大
 広い意味での家庭生活

第六章 若干の司牧上の展望 
 今日の家庭の福音宣教
 結婚準備を進める婚約中の二人の導き
 新婚時の同伴
 危機、不安、困難を照らす
 死がその毒針を突き刺すとき

第七章 子どもの教育の強化
 子どもたちはどこにいるのでしょうか
 子どもの倫理教育
 励ましとしての懲罰の意義
 現実への忍耐強さ
 教育の場としての家庭生活
 性教育の是認
 信仰の伝達

第八章 弱さに寄り添い、見極め、受け入れる
 司牧における段階性
 いわば「例外的な」状況の識別
 司牧的識別における酌量の余地
 規範と識別
 司牧的ないつくしみの論理

第九章 夫婦と家庭の霊性
 超自然的な交わりの霊性
 復活の光に照らされた祈りに結ばれて
 排他的で自由意志による愛の霊性
 世話をし、慰め、励ます霊性
 聖家族への祈り


あとがき

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