髙見三明司教、長崎大司教に

ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は、10月17日正午(日本時間 同日20時)、ヨセフ髙見三明司教(たかみ・みつあき、現長崎大司教区補佐司教)を長崎大司教に任命すると発表しました。髙見司教は、長崎大司教区の9人目の教区長に当た […]

ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は、10月17日正午(日本時間 同日20時)、ヨセフ髙見三明司教(たかみ・みつあき、現長崎大司教区補佐司教)を長崎大司教に任命すると発表しました。髙見司教は、長崎大司教区の9人目の教区長に当たります。
なお大司教位への着座式の場所と日取りなどは、未定です。
髙見三明司教は、1946年3月21日、長崎に生まれ、現在57歳。ローマ、パリ、エルサレムで神学を学んだ後、福岡にあるサン・スルピス大神学院などで神学生の養成に専念しました。
2002年2月、長崎大司教区の補佐司教に任命され、同年8月31日に島本要(しまもと・かなめ)前長崎大司教が急逝したあと、臨時教区管理者として大司教区の運営に当たっています。
長崎大司教区は、長崎県全県を管轄区域とし、長崎大司教は、九州全域と沖縄の五つの教区を区域とする九州教会管区を所轄します。


■野村純一 日本司教協議会会長(名古屋司教)の談話

髙見三明大司教様、おめでとうございます。日本のキリスト教ゆかりの地であり、被爆の体験をとおして世界に平和を訴える長崎大司教区の指導者に、若さと経験を兼ね備えた髙見三明大司教様が選ばれたことを、教区の皆様とともに、心からお慶び申しあげます。新しい大司教を迎える教区の一層の発展をお祈りするとともに、わたしたちも、髙見大司教様と手を携えて、キリストの福音を力強く述べ伝えていけることを、こころから嬉しく思います。

■ヨセフ 髙見三明(たかみ・みつあき)司教 略歴
1946(昭和21)年 3月21日 長崎県三ツ山町に生まれる。
1972(昭和47)年3月20日 司祭叙階
1976(昭和51)年2月 ローマ教皇庁立グレゴリアーナ大学 神学専攻 修士課程終了(教義神学)
1984(昭和59)年6月 ローマ教皇庁立聖書研究所 聖書学修士取得
1990(平成2)年4月-1997(平成9年)年3月 福岡サン・スルピス大神学院 院長
2002(平成14)年 4月29日 司教に叙階(長崎教区補佐司教)
2003(平成15)年10月17日 長崎大司教に任命

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