教皇、回復状況良好

3月3日に行われた教皇庁のナバロ報道官の発表によると、先週、呼吸困難を訴えジェメッリ病院で気管切開手術を受けた教皇ヨハネ・パウロ2世は、順調な回復ぶりを見せており、手術の傷も癒えています。教皇は、すでに発声訓練を始めており、3日前から教皇庁の高官などとの通常の面会に応じています。また朝晩は、10階にある病室に続く小聖堂でかなりの時間を過ごしているということです。教理省長官のラッツィンガー枢機卿によると、教皇は、3月1日、同長官とイタリア語とドイツ語で会話を交わし、長官が用意した文書に目を通しました。また3月3日は、典礼秘跡省のメンバーに宛てたメッセージに署名しました。

報道官は、教皇の入院期間について明言を避けましたが、3月27日の復活祭前の可能性を示唆しています。教皇が司式を予定している聖週間の祭式の日程に関しては、大幅な変更を余儀なくされる見通しですが、最終決定は教皇自身によるということです。同報道官によると、教皇は、3月6日(日)に病院の窓から会衆に祝福を送る計画です。なお教皇の病状に関する次回の発表は、3月7日を予定しています。

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