ジェメッリ病院を退院

教皇ヨハネ・パウロ2世は、3月13日(日)午後、18日ぶりにジェメッリ病院を退院しました。午後6時30分、サンピエトロ広場に集まった約2千人の人びととテレビカメラの列が、教皇専用車の前部座席に座った教皇を出迎えました。黄 […]

教皇ヨハネ・パウロ2世は、3月13日(日)午後、18日ぶりにジェメッリ病院を退院しました。午後6時30分、サンピエトロ広場に集まった約2千人の人びととテレビカメラの列が、教皇専用車の前部座席に座った教皇を出迎えました。黄色のジャケットを着たイタリア人の生徒たち、青と白の修道服姿のマザーテレサの会のシスターたちは、教皇専用車がサンピエトロ広場をゆっくり通り過ぎる間、祈りを捧げていました。教皇は、2月24日の気管切開の後、公の前で初めて話をしてから、わずか6時間後にバチカンに戻ったことになります。教皇庁から退院が発表される前、教皇は病院の外に集まった人びとに向けて、10階の自室から姿を見せて挨拶を送りました。「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、おいでくださって有難う」という一般的な感謝に加え、故郷ポーランドからやってきた巡礼団に対して、特別な挨拶のことばを送るなど、約5分間に渡って人びとに祝福を送りました。教皇の挨拶の声は低音で聞き取りにくいという印象でしたが、苦しそうな発声ではなかったということです。教皇庁のナバロ報道官によると、教皇は、バチカンで引き続き健康の回復に努めますが、退院後、職務の量を激減させるのではないかとの見方を否定しています。

(3.15)

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