教皇の病状前日夕から悪化

教皇ヨハネ・パウロ2世の容態は、31日夕から急激に悪化し、現在も予断をゆるさない状態が続いています。  バチカンのナバロ報道官が1日早朝発表したところによると、教皇は尿道の強い炎症を原因に、循環器系の虚脱状態に陥っていま […]

教皇ヨハネ・パウロ2世の容態は、31日夕から急激に悪化し、現在も予断をゆるさない状態が続いています。  バチカンのナバロ報道官が1日早朝発表したところによると、教皇は尿道の強い炎症を原因に、循環器系の虚脱状態に陥っています。前日の31日午後から、教皇は泌尿器系の炎症により、細菌性ショックに見舞われ、血圧の低下も見られました。抗生物質療法で、31日午後は症状が一時的に安定していましたが、その後病状が悪化したものです。教皇はご自分の希望により、入院されずに教皇庁内で医師団の治療を受けています。  ナバロ報道官によれば、教皇は意識ははっきりしており、落ち着いておられます。現地時間31日午後7時17分に「最後のかて」(聖体拝領)を受けられ、1日午前6時にミサを共同司式されました。  ソダノ国務長官ら側近が教皇に付き添って祈りながら病状を見守っています。教皇の治療にあたっているのは、レナート・ブッツォネッティ医師と2名の集中治療の専門家、心臓学の専門医、耳鼻咽頭科の専門医、そして看護婦です。

(4.1-18:30)

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