教皇逝去と直後の予定について

ナバロ報道官から、教皇ヨハネ・パウロ二世の逝去の様子と、逝去直後の日程についての発表がありました。

教皇ヨハネ・パウロ二世は現地時間2日午後9時37分(日本時間3日午前4時37分)、教皇庁の自室で死去されました。 2日午後8時(日本時間3日午前3時)から、教皇の自室で、神のいつくしみの主日(復活祭後最初の主日)のミサが行われました。ミサはスタニスラウ・ジーヴィッシュ大司教が司式し、マリアン・ヤヴォルスキ枢機卿、スタニスラウ・リュルコ大司教およびミエチスラウ・モクルチキ氏がこのミサにともにあずかりました。 このミサで、教皇に対して「最後のかて」(臨終の聖体拝領)と病者の塗油の授与があらためて行われました。
教皇が最期の時を迎えられる間、教皇が安らかな死を迎えられるよう教皇を助けようとする、すべての人びとが絶え間のない祈りをささげ、また、サンピエトロ広場に何時間も前から集まっていた数千人の信者が声を合わせて祈りをささげました。

教皇の臨終に立ち会ったのは次の人びとです。スタニスラウ・ジーヴィッシュ大司教とミエチスラウ・モクルチキ氏の、2名の教皇個人秘書。マリアン・ヤヴォルスキ枢機卿、スタニスラウ・リュルコ大司教、タデウス・スチツェン神父。長上のトビアナ・ソボツカ修道女の指導の下に、教皇の自室の世話を行ってきたイエズス聖心侍女会の3名の修道女。教皇の侍医のレナート・ブッツォネッティ博士と、教皇庁に待機していた2名の医師、アレッサンドロ・バレッリ博士とチロ・ダッロ博士。同じく教皇庁に待機した2名の看護師。 臨終直後に教皇庁国務省長官のアンジェロ・ソダーノ枢機卿、ローマ教会のカメルレンゴのエドゥアルド・マルティネス・ソマロ枢機卿、国務省長官代理のレオナルド・サンドリ大司教、ローマ教会のカメルレンゴ補佐のパオロ・サルディ大司教が到着しました。その後、主席枢機卿であるヨゼフ・ラッツィンガー枢機卿と、ジョゼフ・トムコ枢機卿も到着しました。

明日4月3日の神のいつくしみの主日には、午前10時30分(日本時間同日午後5時30分)にサンピエトロ広場で、教皇の永遠の安息を祈るためのミサが、アンジェロ・ソダーノ枢機卿の司式の下にささげられる予定です。
正午の12時(日本時間同日午後7時)に、復活節のマリアへの祈り(レジナ・チェリ)が行われる予定です。
故教皇の亡骸がバチカン聖堂に移されるのは、4日月曜日の午後以降(日本時間同日午後7時以降)の予定です。 最初の枢機卿総会は4月4日(月)午前10時(日本時間同日午後5時)に、教皇宮殿のボローニャ・ホールで開催される予定です。

(4.3-12:00)

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