中東における戦闘中止と平和交渉開始の協力要請

国際カリタスから

レバノンとガザ地区における暴力行為の拡大にあたり、カリタスはすべての関係者に虐殺をやめ、直ちに戦闘行為を中止して交渉を始めるよう呼びかけます。ガザとレバノンのカリタススタッフは、その命をかけて負傷者に必要な手当をし、市民の生活のために物資を提供し、子どもたちのために食糧を配給しています。

無差別爆撃と拉致はすべての道徳と人道法と原則に反するものです。

カトリック教会の社会教説と国際人道法に基づき、我々は今、直ちに戦闘行為を中止し、すべての暴力を終え、長期的な問題解決に向けた建設的な和平交渉を始めるよう呼びかけます。

国際人道法は、国家とその指導者は紛争に巻き込まれた市民を守り、人道的団体に対し、被害を受けた人々に向けた支援のための自由なアクセスを認め、また攻撃が市民を標的としたものとならないよう保証しなければならないと命じています。これらの法を無視するいかなる国家や指導者も、彼らが署名した、我々の世界を文明化させる規約を破棄するものです。

カリタスは中東における真の平和は可能であると信じ、また国際社会と政治的指導者に対し、国際法を守り、全面戦争の危機を退けてイスラエル、パレスチナ、そしてレバノンの人々を助けるよう要求します。

国際カリタスは国連安全保障理事会の理事国で活動するカリタスメンバーに、当該国政府が戦闘行為の中止と交渉の開始を呼びかけるよう、働きかけを指示しました。

ヴァチカン市国

PAGE TOP