教皇ヨハネ・パウロ二世の列福発表

教皇ベネディクト十六世は、1月14日(金)、教皇庁列聖省長官のアンジェロ・アマート枢機卿との謁見の中で、尊者・神のしもべヨハネ・パウロ二世(カロル・ヴォイティワ 1920年5月18日-2005年4月2日)の執り成しによる奇跡を認める教令を認可しました。

同日、教皇庁広報部のフェデリコ・ロンバルディ報道官は、尊者・神のしもべヨハネ・パウロ二世(カロル・ヴォイティワ)の列福式が復活節第二主日(神のい つくしみの主日)の2011年5月1日(日)に教皇ベネディクト十六世の司式で行われることを発表しました。

この日認可された教令では、ヨハネ・パウロ二世を含めて、3名の福者、5名の殉教者、5名の尊者を宣言することが認められました。

ヨハネ・パウロ二世の列聖調査は教皇ベネディクト十六世によって2005年5月13日に開始が発表され、同年6月28日から正式に開始しました。2009 年12月19日、ベネディクト十六世はヨハネ・パウロ二世を尊者とすることを宣言しました。

教皇庁列聖省が聖人の列に加えられることを最終的な目的として、その調査を宣言すると、その人は「神のしもべ」と呼ばれ、次の段階でその人物の生涯が英雄 的、福音的な生き方であったことが公認されることにより「尊者」と宣言されます。さらに「尊者」は、その執り成しによる最低一つの奇跡が認められることに より、「福者」と宣言されます。

この日の列聖省の発表によると、ヨハネ・パウロ二世の列福手続きの際、審査された奇跡は、カトリックの母なる小さき姉妹会(Institut des Petites Soeurs des Maternités Catholiques)のマリー・シモン・ピエール・ノルマン修道女(Marie Simon Pierre Normand)のパーキンソン病の治癒です。

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