東北地方太平洋沖地震の被害状況について

3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震によるカトリック仙台教区の被害状況について、3月14日午前9時12分に仙台教区本部事務局よりカトリック中央協議会あてに報告が届きましたので、お知らせします。今後、本特設ページで逐次新しい情報をお知らせします。

亡くなったアンドレ・ラシャペル師はカトリック塩釜教会主任司祭、ケベック外国宣教会所属、享年76歳でした。なお、カトリック仙台教区の平賀徹夫司教はご無事です。
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Sent: Monday, March 14, 2011 9:12 AM
Subject: 東北関東大震災の件

 主の平和!
  仙台教区の小松です。

 この度の大震災、皆さま方からの様々な形での励まし、本当に有難うございます。
  現在のところ、通信手段が壊滅的であり、被災地からの情報が入ってこないのが現状です。その中で現在解っている情報をお伝えいたします。

 仙台教区で働く司祭アンドレ・ラシャペール神父が亡くなりました。地震、津波のショックによる心臓麻痺のようです。

教区内の教会建物は

  • 仙台市内(元寺小路、北仙台、八木山、畳屋丁、一本杉、西仙台、東仙台、塩釜)の教会の建物の被害は最低限及び無しです。白石、大河原、角田、亘理もなんとか大丈夫のようです。
  • 宮城県内は内陸部の教会は比較的大丈夫のようです。
  • 青森県は大丈夫のようです。
  • 岩手県も内陸部は大きな被害は聞いておりません。
  • 岩手、宮城の沿岸部も幸いなことに教会の建物(大船渡、釜石、気仙沼、石巻)は高台にあり、建物の被害は大きくないものと考えられます。ただし、宮古教会は海岸線から近く、低いところに立っているので、津波の被害を受けているものと考えられます。
  • 岩手県の内陸部の教会も被害は最小限であった模様です。
  • 福島県も内陸、会津地方は殆どが大丈夫ですが、須賀川は聖堂が使用不可能だと聞いております。
  • 福島の沿岸部、いわき(小名浜、湯元)原町は情報が入っておりません。

以上が教会の建物の現状ですが、数少ない情報の報告でありますので、今後新たな情報が入り次第、変わる可能性はあります。

 今後、新たな情報が入り次第また報告いたします。

 様々なところからの支援、励ましの電話、メール等がたくさん寄せられておりますが、全貌が掴めないので今のところなんとも言えません。
それでは有難うございます。

カトリック仙台司教区
教区本部事務局
小松 史朗
〒980-0014 青葉区本町1-2-12
Tel 022-222-7371
Fax 022-222-7378

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