教皇ベネディクト十六世、東北地方太平洋沖地震被災者支援を呼びかけ

教皇ベネディクト十六世は3月13日(日)正午に、教皇公邸書斎の窓から、サンピエトロ広場に集まった信者とともに行った「お告げの祈り」の後、3月11日に東北地方と関東地方を襲ったマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震被災者への支援を呼びかけました。教皇のことばは以下のとおりです(原文イタリア語と英語)。

親愛なる兄弟姉妹の皆様。

 日本の悲惨な地震と津波の映像はわたしたちを深くおののかせました。わたしは、尊厳と勇気をもってこの災害のもたらした結果に立ち向かっておられる、愛する日本国民にあらためて霊的に連帯したいと思います。犠牲者とそのご家族、そしてこの恐ろしい出来事によって苦しむすべてのかたがたのために祈ります。称賛すべき素早さをもって支援に努めるかたがたを励まします。心を一つにして祈り続けましょう。主はわたしたちのそばにいてくださいます。(以上イタリア語。以下英語)

 今朝、皆様にごあいさつ申し上げるにあたり、わたしとともに、最近日本を襲った大災害の犠牲者のために祈ってくださるようお願いします。亡くなったかたがたと、けがをしたかたがたが主の慰めを受け、勇気ある日本国民を助けようと努める、救援活動にあたる人々が強められますように。

教皇ベネディクト十六世の2011年3月13日の「お告げの祈り」のことば

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