教皇庁開発援助促進評議会議長ロベール・サラ枢機卿来日について

5月13日(金)から17日(火)まで、教皇庁開発援助促進評議会議長のロベール・サラ(Robert Sarah)枢機卿が来日します。サラ枢機卿は、教皇ベネディクト十六世により、東日本大震災被災者との連帯を目に見える形で示すために教皇代理として派遣されたものです。なお、サラ枢機卿には教皇庁開発援助促進評議会次長のセグンド・テハド・ムニョス師(Mons. Segundo Tejado Muñoz)も同行します。

サラ枢機卿の訪日中の日程は以下のとおりです。

5月13日 (金)
午前、成田着。駐日教皇庁大使館泊。
5月14日(土)
午前、車で被災地のいわき湯本サポートステーション(福島県いわき市常盤湯本町三函142)を訪問。いわき市の被害状況を視察。いわき市から東京に戻る。
午後3時、東京大司教区カテドラル関口教会聖マリア大聖堂(東京都文京区関口13-16-15)で、駐日教皇庁大使アルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大司教、日本カトリック司教協議会会長の池長潤大司教をはじめとする日本の13人の司教(被選司教1人含む)がささげる「教皇ヨハネ・パウロ二世列福感謝ミサ」に臨席。ミサの終わりに挨拶。
ミサ終了後、新幹線で宮城県仙台市へと向かう。仙台泊。
5月15日(日)
午前9時30分、仙台教区カテドラル元寺小路教会(仙台市青葉区本町1-2-12)で平賀徹夫・仙台教区司教とともにミサ(英語)を司式。説教。
午後、仙台教区内の被災地(仙台教区サポートセンター、塩釜教会、石巻教会、気仙沼海岸沿岸など)を視察。
5月16日(月)
朝、元寺小路教会小聖堂でミサ。
午前、松島町役場に大橋健男町長を表敬訪問。 その後町長とともに、観光船から被災地を視察。船上から犠牲者への鎮魂の祈りと献花。
午後、仙台市役所に奥山恵美子市長を表敬訪問。
後、仙台発、東京に向かう。駐日教皇庁大使館泊。
5月17日(火)
午前、成田発、ローマに向かう。

教皇庁開発援助促進評議会(Pontifical Council‘Cor Unum’)は、福音の精神に基づく教会の人道的援助を促進するため、ローマ教皇パウロ六世が1971年7月15日に設立した聖座機関です。世界各国の援助事業団体を指導し、必要地域の援助に協力し、国際カリタス(Caritas Internationalis)は同機関のもとに位置づけられます。

ロベール・サラ枢機卿は1945年6月15日、アフリカ・ギニアのウールース生まれ(65歳)。1969年7月20日、司祭叙階。1979年8月13日、ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世によりコナクリ大司教に任命、同年12月8日司教叙階。2010年10月7日、教皇ベネディクト十六世により教皇庁開発援助促進評議会議長に任命され、現在に到る。2010年11月20日、教皇ベネディクト十六世により枢機卿に親任。

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