教皇ベネディクト十六世の2012年10月7日の「お告げの祈り」のことば ロザリオの祈り

教皇ベネディクト十六世は、年間第27主日の10月7日(日)午前9時30分から、サンピエトロ広場で、世界代表司教会議(シノドス)第13回通常総会開会ミサを司式し、ミサの終わりに「お告げの祈り」を行いました。以下は、祈りの前 […]


教皇ベネディクト十六世は、年間第27主日の10月7日(日)午前9時30分から、サンピエトロ広場で、世界代表司教会議(シノドス)第13回通常総会開会ミサを司式し、ミサの終わりに「お告げの祈り」を行いました。以下は、祈りの前に教皇が述べたことばのうち、イタリア語によるあいさつの翻訳です。


親愛なる兄弟姉妹の皆様。

 今日わたしたちはマリアをロザリオの聖母としてたたえます。今、至聖なるマリアに祈りをささげたいと思います。この時にあたり、ポンペイの聖母巡礼聖堂では恒例の「祈願」がささげられ、世界中の数え切れない数の人がこれに加わっています。わたしたちもこの共同の祈願に霊的な意味で声を合わせます。ここでわたしはすべての人にお願いしたいと思います。来るべき「信仰年」の間、ロザリオの祈りを唱えることを大切にしてください。実際わたしたちは、ロザリオによって、キリストの神秘を黙想しながら、信仰の模範であるマリアに導いていただきます。こうしてわたしたちは日々、福音を自分のものとし、そこから、自分たちの生活全体を福音によって形づくってもらえるようになります。それゆえ、わたしの前任者、とくに10年前に使徒的書簡『おとめマリアのロザリオ』を与えてくださった福者ヨハネ・パウロ二世の後に従って、わたしは皆様にお願いします。個人でも、家庭でも、共同体でも、ロザリオを唱えてください。自分をマリアの学びやにゆだねてください。マリアこそが、わたしたちの信仰の生きた中心であるキリストへとわたしたちを導いてくださいます。

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