3月のコンクラーベについて

2月11日、教皇庁広報部は3月に開催されるコンクラーベに関して次の発表を行いました。

ベネディクト十六世の後継者を選出するコンクラーベは、ヨハネ・パウロ二世の使徒憲章『ウニヴェルジ・ドミニチ・グレジス――使徒座空位と教皇選挙(1996年2月22日)』第27条が定めた「コンクラーベ規則」(Ordo Rituum Conclavis)に従って行われます。使徒座空位期間の責任者であるカメルレンゴの枢機卿は、2007年4月4日にベネディクト十六世が任命したタルチジオ・ベルトーネ枢機卿です。

大陸別の教皇選挙権を有する(80歳未満の)枢機卿数は、ヨーロッパ62名、ラテンアメリカ19名、北米14名、アフリカ11名、アジア11名、オセアニア1名です。この数字はコンクラーベ開始日によって変わりえます。たとえばヴァルター・カスパー枢機卿は3月5日で80歳になります。教皇選挙権を有する枢機卿数のもっとも多い国はイタリアです(28名)。教皇選挙権を有する枢機卿のうち67名はベネディクト十六世が、あとの51名はヨハネ・パウロ二世によって任命された枢機卿です。

ヨハネ・パウロ二世がコンクラーベ期間について行った新しい取り組みは、教皇選挙権を有する枢機卿が、投票を行うシスティーナ礼拝堂と独立した、バチカンのドムス・サンクタエ・マルタエに滞在することです。

コンクラーベ期間中、教皇選挙権を有する枢機卿はバチカン内にとどまらなければなりません。システィーナ礼拝堂と宿舎の間の移動中に、いかなる人も彼らに近づくことはできません。外界とのあらゆる通信は禁じられます。これまで同様、システィーナ礼拝堂のストーブが投票後の投票用紙を燃やすために使用されます。

PAGE TOP