教皇庁広報部の2月14日の発表

2月14日(木)、教皇庁広報部のフェデリコ・ロンバルディ報道官は次の発表を行いました。

2012年12月7日に教皇公邸管理部室長に任命された、教皇個人秘書のゲオルク・ゲンスヴァイン大司教は、引き続き両職を兼務します。したがって同大司教は、ベネディクト十六世が教皇職辞任後にカステル・ガンドルフォ教皇公邸とバチカン内の修道院に居住する期間、ベネディクト十六世に同伴します。これまで8年間、教皇の身の回りの世話をしてきた人々もベネディクト十六世とともに修道院に移ります。

使徒座空位期間が正式に開始する3月1日以前にローマに到着した枢機卿は、3月1日までドムス・サンクタエ・マルタエに入れません。

ロンバルディ報道官は、2012年のメキシコ訪問時の教皇の転倒や、教皇の任命(2012年4月)によりメディアへの聖座情報漏洩を正式に調査した3名の枢機卿(フリアン・エランツ、ジョゼフ・トムコ、サルヴァトーレ・デ・ジョルジ枢機卿)の報告(2012年12月17日)が教皇職辞任の決断の決定的な要素ではないことも解説しました。

なお、教皇庁広報部は、2月11日に行ったコンクラーベ参加者数に関する発表を訂正しました。先の発表の中で、教皇庁広報部は、コンクラーベ参加枢機卿数はコンクラーベ開始日によって変わりうると発表していましたが、使徒憲章『ウニヴェルジ・ドミニチ・グレジス――使徒座空位と教皇選挙』第33条は、使徒座空位期間開始日の前に80歳となった枢機卿は教皇選挙権をもたないと述べており、3月5日に80歳を迎えるカスパー枢機卿、3月18日に80歳を迎えるセヴェリーノ・ポレット枢機卿は教皇選挙権を有する枢機卿となります。

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