第1回枢機卿総会の報告

3月4日(月)午後1時、教皇庁広報部は同日開催された第1回枢機卿総会について次の発表を行いました。

第1回枢機卿総会は3月4日午前9時30分からシノドス・ホールで開始しました。

総会はアンジェロ・ソダーノ首席枢機卿が議長を務め、カメルレンゴのタルチジオ・ベルトーネ枢機卿と枢機卿団秘書のロレンツォ・バルディッセリ大司教がこれを補佐しました。

枢機卿団の成員は職階(司教枢機卿、司祭枢機卿、助祭枢機卿)の順に着席しました。

初めの祈り(「聖霊の続唱(ヴェニ・サンクテ・スピリトゥス)」、「アドスムス」)、出席者数の確認と投票に関する説明の後、ソダーノ枢機卿があいさつし、教会と世界にとっての総会の重要性を指摘しました。

次いで、自発教令『ウニヴェルジ・ドミニチ・グレジス――使徒座空位と教皇選挙』第12条の規定に従って宣誓が行われました。共通の宣誓の式文は首席枢機卿によりラテン語で唱えられました。その後、各枢機卿が一人ずつ、職階順に、十字架の前で福音書に手を置いて宣誓を唱えました。これに多くの時間を要しました。

宣誓を行った枢機卿は142名で、うち103名が教皇選挙権を有する枢機卿です。

その後、カメルレンゴを補佐する、籤(くじ)で選ばれた3名の補佐役の枢機卿から成る特別集会が設立されました(自発教令『ウニヴェルジ・ドミニチ・グレジス――使徒座空位と教皇選挙』第7条参照)。第1任期の補佐役の枢機卿は、ジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿(司教職階)、クレシェンツィオ・セペ枢機卿(司祭職階)、フランク・ロデ枢機卿(助祭職階)です。選出後、3名の補佐役の枢機卿は正面席でカメルレンゴの隣に着席しました。

教皇庁説教者のラニエロ・カンタラメッサ神父(カプチン・フランシスコ修道会、78歳)が上記自発教令で定められた最初の黙想の講話をこの日の午後に行う予定です。

名誉教皇ベネディクト十六世にあいさつと感謝のメッセージを送るという首席枢機卿の提案が承認されました。

11時15分から11時45分の間、休憩時間をとりました。

総会の後半に、13名の枢機卿が自由に発言しました。テーマは、今後の進行方法に関する疑問点、解決すべき諸問題です。その際、新しい福音宣教をテーマとした昨年の世界代表司教会議(シノドス)の成果が参照されました。

第2回枢機卿総会は3月4日午後5時から7時に開催されます。

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