第5回枢機卿総会の報告

3月7日(木)午後1時(日本時間同日午後9時)、教皇庁広報部のフェデリコ・ロンバルディ報道官は第5回枢機卿総会について次の発表を行いました。

第5回枢機卿総会は3月7日(木)午前9時30分から12時30分まで開催されました。152名の枢機卿が参加しました。

新たに到着した2名の枢機卿が宣誓を行いました。カジミエツ・ニツ枢機卿(教皇選挙権を有する枢機卿)とジョヴァンニ・コッパ枢機卿(80歳を超えて、教皇選挙権をもたない枢機卿)です。3月7日現在、到着している教皇選挙権を有する枢機卿数は114名です。

今後の3日間の任期の間、カメルレンゴ(ベルトーネ枢機卿)の補佐役を務める3名の枢機卿が新たに籤(くじ)で選ばれました。ベカラ・ブートロス・ライ枢機卿(司教職階)、ローラン・モンセングオ・パシンヤ枢機卿(司祭職階)、ヴェラシオ・デ・パオリス枢機卿(助祭職階)の3名です。

その後、ソダーノ首席枢機卿が、ウゴ・チャベス大統領の死去に際して枢機卿団名でベネズエラ政府に送る弔電の案文を朗読しました。これは、国家元首の死去に際して教皇名で弔電を送る慣例に従うものです。

その後、教皇庁の経済部門の3名の責任者(聖座財務部局長のジュゼッペ・ヴェルサルディ枢機卿、聖座財産管理局局長のドメニコ・カルカンニョ枢機卿、バチカン市国委員会議長のジュゼッペ・ベルテッロ枢機卿)が発表を行いました。3名は、使徒憲章『パストル・ボヌス』第171条第2項の規定に従い、権限を有する分野に関してそれぞれ簡単に報告を行いました。

次いでこれ以外に13名の発言が行われました。発言では広範なテーマが取り上げられました。これまでの教皇庁広報部の発表で示したテーマ以外のものとしては、エキュメニズム、教会の慈善活動、貧しい人々への配慮です。

コンクラーベの開始日についてはまだいかなる決定もなされていません。

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