第6回・第7回枢機卿総会の報告

3月8日(金)、教皇庁広報部のフェデリコ・ロンバルディ報道官は第6回・第7回枢機卿総会について次の発表を行いました。

第6回枢機卿総会
第6回枢機卿総会は3月7日(木)午後5時から7時まで開催されました。

新たに到着した2名の枢機卿が宣誓を行いました。ジャン・バプティスト・ファン・ミン・マーン枢機卿(教皇選挙権を有する枢機卿)とアダム・ジョゼフ・マイダ枢機卿(教皇選挙権をもたない枢機卿)です。教皇選挙権を有する枢機卿の出席数が、枢機卿総会に出席することが予定されていた人数の115名に達しました。

枢機卿の発言が続き、16名の枢機卿が発言しました。

第7回枢機卿総会
第7回枢機卿総会は3月8日(金)午前9時30分から12時30分まで開催されました。153名の枢機卿が参加し、うち115名が教皇選挙権を有する枢機卿でした。新たに到着した枢機卿はいません。

ソダーノ首席枢機卿が、使徒憲章『ウニヴェルジ・ドミニチ・グレジス――使徒座空位と教皇選挙』第38条の規定に従い、次の2名の枢機卿から提出された枢機卿総会欠席理由を告げました。ユリウス・リャディ・ダルマートマージャ枢機卿(健康上の理由)と、ケイス・パトリック・マイケル・オブライアン枢機卿(個人的な理由)です。首席枢機卿が、枢機卿団がこれらの理由を承認するか尋ね、枢機卿団は承認する旨答えました。これにより教皇選挙権を有する枢機卿の最終的な数は115名となりました。

次いでソダーノ首席枢機卿は、これ以外の教皇選挙権を有する枢機卿が来ることはないため、コンクラーベを開催するために使徒座空位期間開始から15日を待つ必要がないことを知らせました。これは、ベネディクト十六世の最近の自発教令によって改訂された使徒憲章『ウニヴェルジ・ドミニチ・グレジス――使徒座空位と教皇選挙』第37条を適用したものです。同自発教令にはこう書かれています。「教皇選挙権を有する枢機卿全員が出席したことが明らかになった場合、枢機卿団はコンクラーベの開始を早める権限を与えられる」。

その後、枢機卿たちの発言が行われました。発言者数は18名です。枢機卿総会での発言(発言者)数の総数は通算100を超えました。

発言で取り上げられたテーマは、過去数日間で言及されたテーマのほかに、諸宗教対話、生命倫理、世界における正義、愛と喜びとあわれみを告げる福音宣教、教会における女性の役割、団体性です。

今日の午後の総会ではコンクラーベ開催日の決定についての投票を行う予定です。コンクラーベの開催日は来週前半となる見込みです。

PAGE TOP