ロメロ大司教、5月23日、列福へ

中米・サンサルバドル教区(エルサルバドル)の大司教で、1980年に射殺されたオスカル・ロメロ大司教が、5月23日に同地で列福されることが決まったと、外電が伝えています。 当時、同国は内戦状態にありましたが、ロメロ大司教は […]

中米・サンサルバドル教区(エルサルバドル)の大司教で、1980年に射殺されたオスカル・ロメロ大司教が、5月23日に同地で列福されることが決まったと、外電が伝えています。

当時、同国は内戦状態にありましたが、ロメロ大司教は、他の司祭、修道者、信徒らとともに、貧しい人々を守るため、歯に衣着せぬ物言いをした人物でした。これら教会関係者も迫害される中、大司教も3月23日、首都サンサルバドルの病院でのミサ中、祭壇で射殺されました。

大司教は政治的過ぎたという批判もありましたが、2007年に前教皇ベネディクト十六世は、信仰の偉大なあかし人だと認め、ことし2月3日には教皇フランシスコも、信仰に対する憎悪の中で殺されたと、公式に認めています。その生涯は、多くの書籍や映画などでも紹介されています。

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