フィリピンの教会ラジオ放送網、運営許可延長されず

 フィリピンのカトリック司教協議会(CBCP)は全国で多数のラジオ局を運営していますが、フィリピン下院は許可の更新をしませんでした。UCA News が10月20日に伝えました。  ライセンスは8月で期限を迎えるため、フ […]

 フィリピンのカトリック司教協議会(CBCP)は全国で多数のラジオ局を運営していますが、フィリピン下院は許可の更新をしませんでした。UCA News が10月20日に伝えました。

 ライセンスは8月で期限を迎えるため、フランチャイズ更新申請は1月に提出されました。25年の延長を求めるこの申請は、下院の委員会で保留になったままです。司教協議会運営のカトリック・メディアネットワーク(CMN)傘下にある少なくとも54の放送局が影響を受ける可能性があるとのことです。CMN関連のラジオ局はフィリピンの11の地域と35の州にあり、同国最大です。

 ただし、かつては日本語放送も行っていたラジオ・ベリタス(マニラ教区運営)は別契約のため、今回の事態での影響はありません。

 司教協議会社会問題委員会の事務局長は、更新されなかった理由の1つとして、政治的な問題、特にカトリック教会の指導者らが、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領を声高に批判したことなどを無視できないと語りました。

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