全国広報担当者会議、テーマは情報の扱い方

2017年の全国教区広報担当者会議が11月6日~7日まで、東京・江東区の日本カトリック会館で開かれました。今年のテーマは「メディア・リテラシー」。世の中に溢れる無数の情報をどう判断し、受け止めていくか、またどのように発信 […]

2017年の全国教区広報担当者会議が11月6日~7日まで、東京・江東区の日本カトリック会館で開かれました。今年のテーマは「メディア・リテラシー」。世の中に溢れる無数の情報をどう判断し、受け止めていくか、またどのように発信するかに関する姿勢について学びました。

講師は白鴎大学客員教授の下村健一さん=写真上。下村さんはTBS報道アナウンサーを経て、首相官邸の情報発信を担当した経歴をお持ちで、情報の発信・受信については様々な経験を重ねてこられました。

今はまさにネット時代。誰もが被害者にもなり、加害者になる可能性があります。下村さんはまず、ある情報を受け取った時には、「まだわからないよね」と結論を即断しないように気を付け、それを「今日から」実践してくださいと訴えました。この点を含め4つの「ギモン(疑問)」を、情報に対する留意点として挙げました。

逆に情報を発信する時に気を付ける点も「4つのジモン(自問)」として説明しました。

下村さんは全国で「メディア・リテラシー」の講演を行っており、著書も多数あります。小学校5年生の国語の教科書(光村図書)にも「想像力のスイッチを入れよう」という文章が掲載されています。

忙しい教区担当者

今回の参加者は9教区の担当者とカトリック中央協議会広報部のスタッフ計14人でした。会議では各教区の現状報告もあり、たくさんの仕事を兼任しながら教区報やウェブサイトを任されている担当者らの奮闘ぶりが分かち合われました。

2日目は東京・調布市のサレジオ修道会にバスで移動。米国トランプ大統領の来日で大渋滞となり、30分遅れで到着し、同会のガエタノ・コンプリ神父から江戸切支丹屋敷や小説『沈黙』のモデルとなったキアラ神父の墓碑の説明=写真下=を受けました。

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