韓国の司教、平昌五輪は「新しい一歩」

韓国の司教が談話を発表し、南北選手が共に手をつないで入場する平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックが、世界の人々に「平和」の価値を悟らせる意味ある時間となるよう、祈りを呼びかけました。 韓国カトリック司教協議会「民族和解委 […]

韓国の司教が談話を発表し、南北選手が共に手をつないで入場する平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックが、世界の人々に「平和」の価値を悟らせる意味ある時間となるよう、祈りを呼びかけました。

韓国カトリック司教協議会「民族和解委員会」委員長のイ・ギホン司教(ウィジョンブ教区)=写真=は1月19日、「平和の旅を始める」と題する談話を発表しました。全文は同委員会のウェブサイト(韓国語)にあります。

イ司教は、南北間で続いてきた「薄氷を歩く」ような状態が、北朝鮮の平昌オリンピックへの代表団派遣で転換しつつあると評価。「千里の道も一歩から」ということばを用いて、対話を通じた信頼回復を願いました。

朝鮮半島の危機に関しては、教皇フランシスコもクリスマスと新年の「平和の日」メッセージなどを通じて、世界に祈りを呼びかけました。

イ司教は「平和の完全な定着のためには『朝鮮半島の非核化』をはじめ、双方が互いに向け合った大量破壊兵器を下に置く」必要があるとも指摘。互いに相手を敵ではなくパートナーとして受け入れる時間が必要だと語りました。

同司教はさらに、同民族とはいえまったく異なる環境下にある北朝鮮の代表者らに対しては、平和の原則である「相違を認める中で一致を図る」ことと「尊重」をもって接するよう要望しました。

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