教皇庁教理省ほか、経済倫理に関する新文書発表

教皇庁教理省(長官 ルイス・フランシスコ・ラダリア・フェレール枢機卿)と人間開発のための部署(組織改革完了まで仮称)(長官 ピーター・コドボ・アピア・タークソン枢機卿)​は5月17日、「経済と金融の諸問題〜現代の経済金融 […]


教皇庁教理省(長官 ルイス・フランシスコ・ラダリア・フェレール枢機卿)と人間開発のための部署(組織改革完了まで仮称)(長官 ピーター・コドボ・アピア・タークソン枢機卿)​は5月17日、「経済と金融の諸問題〜現代の経済金融システムの諸要素に関する倫理的識別のための考察」(仮題)を、共同で発表しました。

バチカン放送局によりますと、ことし1月6日、主の公現の日付で署名されている本文書は、教皇フランシスコの指示と許可のもと作成されました。「序章」「基本的考察」「今日の背景におけるいくつかの指摘」「終章」の4章、34項からなっています。

教理省長官ラダリア・フェレール枢機卿は、この文書の発表に当たり、経済活動は道徳秩序の領域において、経済自体の法と手段に従って管理されるべきという教会の教えを指摘しています。

文書は、巨大化する世界の経済・金融システムの中で、自由・真理・正義・連帯といった倫理基準に沿った新たな経済・金融の形態をつくりあげて、共通善と人間の尊厳が守られるようにしていかなければならないと訴えています。

本文書の日本語への翻訳は未定です。


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