2021年「宣教地召命促進の日」(12月5日)

「宣教地召命促進の日」を迎えて  2021年「宣教地召命促進の日」は来る12月5日(12月の第1主日)です。教皇庁宣教事業・使徒聖ペトロ会は宣教地である日本のカトリック教会に新しい司祭・修道者が生まれるように祈りと献金を […]

「宣教地召命促進の日」を迎えて

 2021年「宣教地召命促進の日」は来る12月5日(12月の第1主日)です。教皇庁宣教事業・使徒聖ペトロ会は宣教地である日本のカトリック教会に新しい司祭・修道者が生まれるように祈りと献金を呼びかけます。地元の司祭を養成する重要性を改めて意識し、修道生活への男女の召命が豊かに与えられますように共に祈りましょう。今年のポスターには長崎カトリック神学院(小神学院)の皆さんが協力してくださいました。松田聡史院長は次のように小神学院の生活を紹介しておられます。

 「九州3教区(長崎7名・福岡1名・大分2名)より10名の中高生(中学生4名・高校生6名)が集まり、共同生活をしながら司祭を目指して頑張っています。毎朝ミサに始まり、生活の節々を祈りとともに過ごす中で、自分と向き合いながら信仰の基礎を身につけていくことを大切に過ごしています。日中は、長崎南山学園に通って勉強の基礎を身につけ、次のステップへの準備をしていきます。卒業後は福岡コレジオへと進み、一般大学に通いながら様々な経験を積み、福岡カトリック神学院(大神学院)を目指します。多くの方々に支えられ、祈ってくださっていることに感謝しながら、これからも頑張ってまいります。」

 今回の呼びかけの言葉は、「あなたがたのうちに、よいわざを始めてくださった神ご自身が、それを完成してくださいますように」です。未来の司祭を目指して歩んでいる神学生とその養成者をわたしたちの祈りで支えましょう。使徒聖ペトロ会の創立は、長崎教区の教区長でありパリ外国宣教会のジュル・アルフォンス・クザン(1885-1911)司教によってフランスの女性信徒ジャンヌ・ビガーらに支援が呼びかけられたことがその契機となっています。日本の神学校・司祭養成と深いつながりをもった宣教事業の一団体です。現在、使徒聖ペトロ会は世界中の神学生・男女の修道志願者を支え、新しい神学校の建設、またローマで学ぶ留学生司祭・修道者の継続養成も支援する世界的な団体となっています。

 昨年、「宣教地召命促進の日」に寄せられた献金総額は12,408,569円で、ガーナ、ルワンダ、タンザニア、ニカラグア、オランダ領アンティル、バングラディッシュ、インド、インドネシア、スリランカの各国に16,224,219円を送金させていただきました。皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。今年も、宣教地における未来の司祭・修道者の召命育成のため、祈りと献金にご協力いただきますよう何卒よろしくお願いいたします。

2021年10月26日
教皇庁宣教事業使徒聖ペトロ会日本代表
門間 直輝

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