第6回枢機卿総会の開催

2025年4月29日（火）夜、教皇庁広報部のマッテオ・ブルーニ報道官は、記者会見で以下の発表を行いました。

第6回枢機卿総会が本日午前9時（日本時間同日午後4時）から祈りの時をもって始まりました。次いで午前9時40分（日本時間同日午後4時40分）まで、サン・パオロ・フオリ・レ・ムーラ修道院長のドナート・オグリアリ師が黙想を行いました。

総会には183名の枢機卿が出席し、うち投票権を有する枢機卿は120名以上（124名）でした。約20名の発言がありました。

考察の中心は、現代世界における教会の役割、教会が直面すべき課題でした。枢機卿たちは、経験とさまざまな大陸の状況によって豊かにされた、さまざまな観点を分かち合いました。そして、教会が現代に向けて与えるべき答えは何かを問いかけました。

2名の枢機卿が健康上の理由でコンクラーベに参加しないことが発表されました。これからの数日にさらに枢機卿が到着の予定です。

昨日（4月28日）の総会の中で、枢機卿団は、教皇フランシスコの死後の数日間のさまざまな行事に参加し、支援をしてくれたことに対して、世界に感謝のメッセージを送ることを決めました。このメッセージは今朝発表されました。

総会は午後0時30分（日本時間同日午後7時30分）に終了しました。
―――　

なお、教皇儀典室は、同日、「ローマ教皇選出のための」（Pro eligendo Romano Pontifice）ミサについて次の発表を行いました。

2025年5月7日（水）午前10時（日本時間同日午後5時）からサンピエトロ大聖堂で、「ローマ教皇選出のための」（Pro eligendo Romano Pontifice）ミサが首席枢機卿のジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿の司式でささげられます。

枢機卿の皆様は、午前9時15分（日本時間同日午後4時15分）までに、白のダマスク織りのミトラを着用の上、サン・セバスティアーノ礼拝堂にお越しください。

自発教令『ポンティフィカリス・ドムス』（Pontificalis Domus）に従い、ミサに参加を希望する教皇礼拝堂会員は、自分の典礼用祭服（アビトゥス・コラーリス）を着用の上、教皇儀典室が指定する席に着席できるように、午前9時30分（日本時間同日午後4時30分）までに告白の祭壇にお越しください。

バチカン市国、2025年4月29日
枢機卿団の指示により

―――　
　また、教皇儀典室は、同日、コンクラーベへの入場と、ローマ教皇選挙のための宣誓に関して次の発表を行いました。

コンクラーベへの入場に関する通知

　2025年5月7日（水）、『コンクラーベ規則（Ordo Rituum Conclavis）』（第29-44条）の規定に従い、午後4時30分（日本時間同日午後11時30分）から、コンクラーベへの入場とローマ教皇選出のための宣誓を行います。

　投票権を有する枢機卿の皆様は、午後4時15分（日本時間同日午後11時15分）までに教皇宮殿第一ロッジアのパオリーナ礼拝堂にお越しください。

　ラテン典礼の枢機卿は、サッシュ付きの赤の祭服、ロシュトゥム、モゼッタ、赤と金のひもの付いた十字架、指輪、カロッタ、ビレッタをご着用ください。東方典礼の枢機卿は、ご自分の典礼用祭服（アビトゥス・コラーリス）をご着用ください。

　投票権を有する枢機卿の皆様は、サン・パオリーナ礼拝堂から、行列を作り、諸聖人の連願を唱えながらシスティーナ礼拝堂をめざし、システィーナ礼拝堂に着くと、「ヴェニ・クレアトール・スピリトゥス」を歌った後、宣誓を行います。

　投票権を有する枢機卿以外に行列に参加できる以下の人々は、ご自分の典礼用祭服（アビトゥス・コラーリス）をご着用の上、午後4時（日本時間同日午後11時）までに教皇宮殿の王の間（Sala Regia）にお越しください。
・黙想を行う枢機卿
・コンクラーベ秘書および副カメルレンゴ
・教皇儀典室儀典長
・教皇庁書記長2名
・ローマ控訴院裁判官2名
・教皇儀典室儀典官
・コンクラーベを司会する枢機卿の秘書
・教皇庁聖歌隊

　午後4時（日本時間同日午後11時）までに以下の方々はシスティーナ礼拝堂に入ることができます。
・教皇庁国務省総務局局長代理
・教皇庁国務省外務局局長
・教皇公邸管理部部長
・サンピエトロ大聖堂香部屋係
・ゆるしの秘跡担当者司祭
・スイス衛兵隊長

　さらに、所定の入場券のある、教皇儀典室、スイス衛兵、バチカン市国健康保健局、フロレリア、広報省担当者が入場できます。

バチカン市国、2025年4月29日
枢機卿団の指示により