2026年8月29日(土)に開催されたWYDソウル大会オンライン説明会において、ソウル教区から東京教区に派遣されているキム・ピルジュン神父に、「韓国カトリック教会の歴史」についてお話しいただきました。 朝鮮にカトリック信 […]

2026年8月29日(土)に開催されたWYDソウル大会オンライン説明会において、ソウル教区から東京教区に派遣されているキム・ピルジュン神父に、「韓国カトリック教会の歴史」についてお話しいただきました。
朝鮮にカトリック信仰が生まれたのは、宣教師がもたらしたからではなく……。
では、だれが、どのように信仰と出会ったのでしょうか。
朝鮮にカトリック信仰が生まれたのは、宣教師がもたらしたからではなく……。
では、だれが、どのように信仰と出会ったのでしょうか。
演題:韓国カトリック教会の成立と発展——共同体の誕生から現代までの歩み
講師:キム・ピルジュン神父(ソウル教区)
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オンライン説明会講演 質疑応答(回答:ピルジュン神父)
質問① 北京司教の考え方はよいと思いますが、「教会法としては違法である」といわれるまでの期間の秘跡は有効だったのでしょうか?
教会法としては......違法でしたが、——恵みはあったと思います。
質問② 今、韓国のカトリック信者は増えていますか?
韓国のカトリック信者は、去年(2025年)全国で600万人になりました。
質問③ WYD開催期間の気候を教えてください。
7月下旬~8月上旬は、日本とほぼ同じです。とても暑く、雨が降ることもあります。
最近は韓国も暑くなり、平均34~35度ほど。暑さ対策をして参加されるとよいでしょう。
最近は韓国も暑くなり、平均34~35度ほど。暑さ対策をして参加されるとよいでしょう。
質問④ どうして殉教するのですか?
韓国は首を斬って処刑するかたちがもっとも一般的です。さまざまな方法で拷問し、殉教する時は斬首がもっとも多いです。
質問⑤ 韓国のカトリック教会には若者が多いですか?
若い信者はとても多いです。韓国の場合、主日のミサとは別に「青年ミサ」が行われるほど青少年の信者が多いです。
質問⑥ 現在、韓国のカトリック信者に、先祖に対する敬意は残っていますか?
まだまだ残っています。国の伝統として、先祖に対する祭儀は行っています。カトリック教会は文化的な伝統としてこれを認めています。
質問⑦ 日本の隠れキリシタンのように、禁教の中で信仰を守る過程で役人の弾圧から信仰を隠すために土着の文化と混ざり合うような、独自の文化を築いたものはありますか?
そういうものは見たことがありません。
質問⑧ 韓国で有名な聖人はいますか?
もっとも有名な人は、キム・デゴンです。韓国で最初の司祭で、信者でない人でも知っています。韓国は個別の列聖ではなく、100人以上でまとめて列聖されていますが、筆頭者として一番有名なのはキム・デゴン神父だといえるでしょう。
質問⑨ 丙寅迫害の同年に、信仰の自由をすぐに制定することができたのはなぜでしょうか?
1866年の丙寅迫害から20年後、(朝鮮が)フランスと条約を結んだためです。とくに最初に宣教したのはパリ外国宣教会(パリミッション)のフランス人司祭だったため、フランスが、母国の聖職者を守るために働きかけを行い、宣教師の活動が黙認されて、信仰の自由につながったといえます。
質問⑩ 韓国におけるカトリック教徒と儒教徒の割合は?
現在、儒教に宗教としての役割はありません。日本でいう「神道」のような位置づけで、一般的にみんなが知っている思想の一つといえます。韓国の人口が5300万人のうち、カトリック信徒数は600万人(約12%)、プロテスタントは1000万人。人口の約三分の一がキリスト教を信仰しています。その他には仏教徒も多いです。
質問⑪ 最初に宣教を担当したのがパリミッションとのことでしたが、今もパリミッションが大きな割合を占めているのでしょうか?日本のように地域によって分担しているのでしょうか?
韓国は宣教師によってはじまった共同体ではないため、修道会よりも教区のほうが活発です。修道会も活動はしていますが、小教区は必ず教区司祭が担当しています。韓国全体で司祭数は5000人。そのうち4000人が教区司祭です。ソウル教区だけで1005人ほどいます。それほど教区のほうが規模や役割が大きいです。
質問⑫ ジュ・ムンモ神父はどこかの宣教会に属していたのでしょうか?また、何語で韓国の信徒たちとコミュニケーションをとっていたのでしょうか?
ジュ・ムンモ神父は教区司祭です。当時、韓国も漢字を使う国だったので、会話ではなく筆談でコミュニケーションをとっていました。
質問⑬ 初期儒教の学者たちは何語でどうやって教理書を手に入れたのか?研究の過程で、カトリックの思想を受け入れると、反対するグループに分けられなかったのか?もし分断があったら、その後の状況を教えてください。
当時は朝鮮も中国と同じ漢字を使っていたので、漢文翻訳書を読むことができました。カトリックの思想を勉強し宗教として受け入れた「実学派」は、その勢力が弱く、主流になること自体できない状況でした。
講演で説明したとおり、カトリックの教えは当時の思想、文化、風習とまったく合わなかったため、当時の主流の学者たちに受け入れられなかったばかりか、政府からも迫害を受けていました。
講演で説明したとおり、カトリックの教えは当時の思想、文化、風習とまったく合わなかったため、当時の主流の学者たちに受け入れられなかったばかりか、政府からも迫害を受けていました。
質問⑭ 韓国にミッションスクールはどれくらいありますか?1校につき、信者の生徒の割合はどれくらいですか?
日本と比べてミッションスクールは少ないです。また、カトリック教会よりプロテスタント教会が運営しているミッションスクールの方が多いです。
ソウル教区は中学校1校、高校1校しかありません。以前は、高校を卒業して神学校に入る生徒を養成するクラスが別にありましたが、現在はありません。一般高校として運営されているので、信徒の生徒の割合はとても少ないです。
ソウル教区は中学校1校、高校1校しかありません。以前は、高校を卒業して神学校に入る生徒を養成するクラスが別にありましたが、現在はありません。一般高校として運営されているので、信徒の生徒の割合はとても少ないです。
質問⑮ 軍宗教区はどんな組織ですか。普通の教区と同じシステムですか?人数はどれくらい?
軍宗教区のシステムは、普通の教区とはまったく異なる特殊な教区です。
まず、軍宗教区は、毎年、全国の教区に対し、必要とする司祭の人数を示し、派遣を要請します。それから各教区はその要請に沿って、軍隊に入隊して働く司祭を選んで派遣します。たとえばソウル教区は、司祭叙階を受けて3年目の司祭の中から派遣しています。派遣された司祭は将校になるための訓練を受け、必要に応じて重要な訓練は兵士たちとともに受けます。任期は3年。任期後は出身教区に戻るか、延長するかは本人の希望によって選ぶことができます。
軍宗教区内での主な仕事は「信者の軍人に対する司牧」、「未信者の軍人に対する教理教育と洗礼」です。部隊ごとに聖堂があり、司祭はそこに住んでいます。
現在、軍宗教区で働いている聖職者は約100人、信徒は約6万人です。ちなみに軍隊の中には「カトリック教会」「プロテスタント教会」「仏教」の3つの宗教の聖職者が働いています。
まず、軍宗教区は、毎年、全国の教区に対し、必要とする司祭の人数を示し、派遣を要請します。それから各教区はその要請に沿って、軍隊に入隊して働く司祭を選んで派遣します。たとえばソウル教区は、司祭叙階を受けて3年目の司祭の中から派遣しています。派遣された司祭は将校になるための訓練を受け、必要に応じて重要な訓練は兵士たちとともに受けます。任期は3年。任期後は出身教区に戻るか、延長するかは本人の希望によって選ぶことができます。
軍宗教区内での主な仕事は「信者の軍人に対する司牧」、「未信者の軍人に対する教理教育と洗礼」です。部隊ごとに聖堂があり、司祭はそこに住んでいます。
現在、軍宗教区で働いている聖職者は約100人、信徒は約6万人です。ちなみに軍隊の中には「カトリック教会」「プロテスタント教会」「仏教」の3つの宗教の聖職者が働いています。

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