亡くなった教皇が、神のもとで永遠の安らぎに満たされるよう、教皇の死後9日間にわたってミサを中心としてささげられる祈りのこと。
9という数字「ノーヴェ(Nove)」に由来し、「ノヴェンディアーリ(Novendiali)」と呼びます。古代ローマの人たちは、身内の者が亡くなると墓に酒を注ぎ、自分たちも酒を酌み交わして死者を慰め、9日間を過ごしたと言われています。教皇のための9日間の祈りも、この習慣からとられたと思われます。
ノヴェンディアーリが決定的にバチカンの規定になったのは、1562年。規定によると、コンクラーベが始まる前に、この祈りはすんでいなければなりません。
ミサは、1日目は首席枢機卿が主式し、次いで司教枢機卿、最後の3日目は司祭枢機卿が主式します。