関連年表

第16回世界代表司教会議通常総会 関連年表

2014年

日付  
7月4日 国際神学委員会、『教会生活における信仰の感覚』発表。第二バチカン公会議『教会憲章』の「神の民」教会論の基礎となる「信仰の感覚」について詳説。

2015年

日付  
10月17日 教皇フランシスコ、世界代表司教会議設立50周年記念式典でのあいさつにて、「シノドス」がもともと意味するところの、「ともに歩む」教会への道を進むよう呼びかける。

2018年

日付  
3月2日 国際神学委員会、『教会の生活と宣教におけるシノダリティ』発表。シノドス的観点から教会を形づくることについて言及。
9月15日 教皇フランシスコ、使徒憲章『エピスコパーリス・コムニオ』公布。シノドスの最終文書に対し、初めて正式な教導権を付与する規則を制定。意見聴取のための新方式も明記されるとともに、総会の準備や総会後の実行に関する権限をシノドス事務局に正式に付与。
10月27日 世界代表司教会議第15回通常総会「若者、信仰、そして召命の識別」の最終文書の第3部第1章が、「シノドス流で宣教する教会」について言及。

2020年

日付  
3月7日 シノドス事務局、次の世界代表司教会議が「ともに歩む教会のため―交わり、参加、そして宣教」をテーマに、2022年10月に開催されると発表。

2021年

日付  
2月7日 ナタリー・ベカー修道女(ザビエル修道女会)がシノドス事務局次官補の一人に任命され、この役職に就く初の女性となる。
5月21日 教皇庁広報局、世界代表司教会議第16回通常総会の新しい行程表を発表。教皇フランシスコは、新型コロナウイルスのパンデミックのため、バチカンでの会議を2023年に延期し、その前に、世界のすべての教区を巻き込み、全カトリック信者が関与することを目指す、2年間のプロセス(教区ステージ、大陸ステージ)を実施することを決定。
9月7日 シノドス事務局、教区ステージのための準備文書と手引書を発表。
10月10日 教皇フランシスコ、サンピエトロ大聖堂で世界代表司教会議の開幕ミサを司式し、シノドスの歩みの開始を告げる。これにより第1段階である「教区ステージ」が世界各地で始まる。
10月19日 聖座広報室にて関係者らにより、教皇による祈りのためのアプリClick To Pray 2.0の公開と、シノドスのための祈りのウェブサイト開設を発表する記者会見が開かれる。

2022年

日付  
6月4日 日本の16教区が意見聴取の結果を司教協議会に提出する締切日。司教協議会による分析とまとめ作業が始まる。
7月21日 日本司教協議会、キリスト教諸派とともに歩むようにとの要請を受け、日本聖公会、日本福音ルーテル教会、日本キリスト教協議会(NCC)からの意見聴取のための懇談会と合同礼拝を開催。
8月15日 日本司教協議会、各教区等での意見聴取をまとめた回答書をシノドス事務局に提出。
10月16日 教皇フランシスコ、よりゆったりした識別期間を確保するため、バチカンでの会議を2023年と2024年の2会期に分けて開催することを発表。
10月24日 シノドス事務局、大陸ステージのための作業文書「あなたの天幕に場所を広く取りなさい」公開。世界各地の教区での意見聴取の結果を紹介。

2023年

日付  
1月12日 日本司教協議会、大陸ステージのための作業文書を受けて各教区で行われた分かち合いと意見交換をまとめたレポートをアジア司教協議会連盟(FABC)中央委員会に送付。
2月23-27日 アジア司教協議会連盟による「シノダリティに関するアジア大陸総会」開催(タイ・バンコク)。日本からは菊地功東京大司教、髙山徹神父(高松教区、若手司祭の一人として)、辻明美氏(JLMM事務局、女性信徒の一人として)、さらに、アジア大陸別ステージ実行委員・文書作成チーム東アジア地域代表として西村桃子氏(セルヴィ・エヴァンジェリー宣教会)が参加。
3月13-16日 シノドス事務局長マリオ・グレック枢機卿が主宰する世界代表司教会議準備委員会の第1回会合。委員7名のうち弘田鎮枝修道女(ベリス・メルセス宣教修道女会)が唯一聖職者以外から選出。
3月16日 アジア司教協議会連盟、「シノダリティに関するアジア大陸総会」最終文書をバチカンに送付。
4月26日 シノドス事務局、教皇によって任命される、司教ではないシノドス総会メンバー70名(うち半数は女性)に投票権が与えられることを発表。
6月20日 シノドス事務局長グレック枢機卿が記者会見。バチカンでの第1会期のための討議要綱発表。
9月21日 バチカン、シノドス参加者の最終名簿を発表。
9月30日 会議に先立つエキュメニカルな祈りの集い(サンピエトロ広場)。テゼ共同体が全面協力。
9月30日-10月3日 会議に先立つ黙想会(サクロファノ黙想の家)。「霊における会話」を実践。
10月4日-29日 バチカンでの会議第1会期開催。日本からは、議長代理として西村桃子氏、司教協議会代表として菊地功大司教、ファシリテーターとして弘田鎮枝修道女が参加。最終週の25日に「神の民への手紙」を採択。第1会期のまとめ報告書「宣教するシノドス的教会」は、28日午後に初めて提示されて段落ごとの採決に入り、3分の2以上の賛成のもと採択。なお、会議の初めに、第2会期参加者は第1会期と同一であることが告知された。
12月11日 シノドス事務局、「2024年10月に向けて」発表。第2会期までに取るべき手順について、シノドス事務局通常評議会によって作成され、承認された指示を示す。
12月14日 日本司教協議会、シノドス特別チームを設置。アジア大陸総会に参加した4名に小西広志神父(フランシスコ会)を加えた5名がメンバーとなる。

2024年

日付  
2月22日 教皇フランシスコ、シノドス事務局長グレック枢機卿あて書簡発表。第1会期で取り上げられた諸課題のうち、詳細な研究が必要な10のテーマに関し、研究部会立ち上げを明言。
3月7-8日 日本司教協議会、「日本のシノドスの集い」開催。全15教区から、司教、司祭、奉献生活者、信徒各1名が集い、シノドス特別チームも加え6グループに分かれ、「霊における会話」を実践。
3月14日 シノドス事務局、「宣教するシノドス的教会になるには―シノドス第16回通常総会第2会期に向けて神学的に深めるべき五つの視点」発表。


シノドス事務局、「シノドス第16回通常総会第1会期で提起され、教皇庁各省と協力し検討されるべき諸課題に関する研究部会」発表。教皇が示した10のテーマへの取り組みを具体的に報告。

4月28日-5月2日 シノドス事務局と聖職者省、小教区司祭代表のための国際会議「シノドスのための小教区司祭」開催(ローマ)。日本からは髙山徹神父(大阪高松教区)が参加。
5月2日 教皇フランシスコ、「国際会議「シノドスのための小教区司祭」を受けての三つの提案」発表。小教区司祭が、①固有の奉仕職のカリスマを発揮すること、②共同識別の技術を学ぶこと、③行いのすべてが、司祭どうし、また司教と、分かち合いと友愛の精神に基づきなされることを希望すると述べる。
5月4日 日本司教協議会シノドス特別チーム、第2会期への日本の回答である「シノドス的教会を目指して 日本のカトリック教会の挑戦」をシノドス事務局に送付。
7月9日 シノドス事務局、第2会期のための討議要綱「宣教するシノドス的教会となるには」発表。
7月31日 カトリック中央協議会、『シノドスハンドブック』発刊(シノドス特別チーム著、非売品)。シノドス、シノダリティについてのQ&Aをまとめる。
8月28-29日 グローバルサウスを構成する三つの大陸別司教協議会連盟代表がルクセンブルクに集まり、シノドスに関しての情報交換を行う。参加したのはアジア司教協議会連盟、アフリカとマダガスカル司教協議会連盟(SECAM)、ラテンアメリカ司教協議会連盟(CELAM)。
9月30日-10月1日 会議に先立つ黙想会(パウロ六世ホール)。第1会期同様、ドミニコ会前総長ティモシー・ラドクリフ神父とベネディクト会のマリア・イグナツィア・アンジェリーニ修道女が講話を担当。最終日18時よりサンピエトロ大聖堂にて、回心のためのことばの祭儀を行う。
10月2-27日 バチカンでの会議第2会期開催。11日にはエキュメニカルな祈りの集い開催。21日に最終文書のドラフトが配布され、各ワーキンググループで修正動議の検討と提案。最終文書案は26日朝に提示され、同日16時半から文書採択のための段落ごとの投票が行われた。採択後、閉会あいさつで教皇フランシスコは、シノドス後の使徒的勧告を公布しないことを明らかにし、最終文書を承認。
11月24日 教皇フランシスコ、最終文書「付記」で、この文書は「ペトロの後継者の通常の教導職に数えられる」と明言。

2025年

日付  
3月15日 シノドス事務局、教皇フランシスコが承認したシノドスの新行程を発表。向こう3年間、教区、司教協議会、大陸レベルで、最終文書に示された内容を実行するとともに評価を行い、2028年10月にバチカンで教会会議を開催して進捗を査定する。

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