教皇レオ十四世、2025年10月19日、「お告げの祈り」でのことば

2025年10月19日(日)にサンピエトロ広場でささげられたイグナチオ・マロヤンら7名の列聖式ミサの終わりに、「お告げの祈り」の前に述べたことば(原文イタリア語)。ミサの終わりに教皇は、2025年10月18日(土)から1 […]

2025年10月19日(日)にサンピエトロ広場でささげられたイグナチオ・マロヤンら7名の列聖式ミサの終わりに、「お告げの祈り」の前に述べたことば(原文イタリア語)。ミサの終わりに教皇は、2025年10月18日(土)から19日(日)までローマで行われた奇跡の主の国際行列に際して「紫のキリスト」(Cristo Morado)の像を祝福した。
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 親愛なる兄弟姉妹の皆様。

 この聖性の偉大な祭儀に来られたすべての皆様に心からご挨拶申し上げます。

 ご列席の枢機卿、総大司教、司教の皆様に感謝申し上げます。イタリア共和国大統領とレバノン大統領、公式代表団の皆様、とくにアルメニアとベネズエラの代表団の皆様に感謝を込めてご挨拶申し上げます。

 今日、列聖された会の創立者の霊的な娘の皆様と、新しい聖人のカリスマに促されたさまざまな共同体と会の皆様を喜びをもってお迎えします。皆様の献身的なご参加に感謝申し上げます。

 ここにおられる他の巡礼者の皆様、とくに伝統的な行列を行った奇跡の主の兄弟会(Hermandad del Señor de los Milagros)の皆様にもご挨拶申し上げます。

 今日は「世界宣教の日」です。教会全体は宣教的です。しかし、今日わたしたちはとくに、福音を知らない人々に福音を伝えに行くためにすべてを捨てた人々のために祈りたいと思います。彼らは〈諸民族の中で生きる希望の宣教者〉です。主がこの人々を祝福してくださいますように。

 ミャンマーから届いたニュースに心を痛めています。武力衝突と、民間人と民間インフラ施設に対するものも含む、空爆の継続が伝えられています。わたしは、暴力と不安定と困難によって苦しむ人々に寄り添います。即時かつ実効的な停戦に達することを改めて心から呼びかけます。包括的かつ建設的な対話を通して、戦争の手段が平和の手段に取って代わりますように。

 聖地、ウクライナ、そして他の戦闘地域における平和のためのわたしたちの祈りを、おとめマリアと新しい聖人たちの執り成しにゆだねます。公正で永続的な平和の追求の前進のために、神がすべての為政者に知恵と忍耐を与えてくださいますように。

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