第2回・第3回枢機卿総会の報告

3月5日(火)午後1時(日本時間同日午後9時)、教皇庁広報部のフェデリコ・ロンバルディ報道官は第2回・第3回枢機卿総会に関する報告を発表しました。

第2回枢機卿総会
第2回枢機卿総会は3月4日(月)午後5時から7時まで開催されました。

教皇庁説教者のラニエロ・カンタラメッサ神父が、使徒憲章『ウニヴェルジ・ドミニチ・グレジス――使徒座空位と教皇選挙』に定められた2回の黙想のうち1回目の黙想の講話を行いました。

その後新たにローマに到着した5名の枢機卿が宣誓を行いました。すなわち、ベカラ・ブートロス・ライ・マロン典礼カトリック教会総大司教、ヨアヒム・マイスナー枢機卿、ライナー・マリア・ヴェルキ枢機卿、テオドール=アドリアン・サール枢機卿、ドミニク・ドゥカ枢機卿です。

総会は火曜(5日)と水曜(6日)の午後は会議を開催せず、午前にのみ開催することを決定しました。

枢機卿団の成員のうち9名が発言しました。

第3回枢機卿総会
3月5日午前9時30分から12時40分まで第3回枢機卿総会が開催されました。

新たに到着した7名の枢機卿が宣誓を行いました。アントニオ・マリア・ルーコ・バレラ枢機卿、ゼノン・グロコルゥスキー枢機卿、アントニー・オルブンミ・オコギ枢機卿、そして教皇選挙権をもたないマイケル・キトブンチュ枢機卿、エマヌエル・ワマラ枢機卿、エウセビオ・オスカル・シャイド枢機卿、クリスチャン・トゥミ枢機卿です。

枢機卿総会に参加している枢機卿数は総計148名で、うち110名が教皇選挙権を有する枢機卿です。

11名の枢機卿が以下のテーマについて発言しました。聖座と教皇庁組織の活動と司教団との関係。第二バチカン公会議に照らした教会の刷新。教会の状況と、世界とさまざまな文化的状況における新しい福音宣教。

枢機卿総会開始以来、すべての大陸を代表する33回の枢機卿による発言が行われ、広範なテーマが取り上げられています。枢機卿の発言は、発言の要求順に行われています。

コンクラーベ開始時期に関する使徒憲章『ウニヴェルジ・ドミニチ・グレジス――使徒座空位と教皇選挙』第37条と最近の自発教令による変更点が読み上げられました。

ソダーノ首席枢機卿がカステル・ガンドルフォ滞在中のベネディクト十六世名誉教皇に送る電文テキストを提案し、総会はこれを承認しました。

特別集会は、教会と教皇選挙の準備のために祈る典礼を6日(水)午後5時からサンピエトロ大聖堂主祭壇でささげる提案を数名の枢機卿から受けました。枢機卿団成員は可能なかぎりこれに参加するよう招かれました。

3月5日(火)午後5時から、コンクラーベの準備のための作業がシスティーナ礼拝堂で始まります。

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