使徒座空位(しとざくうい)とは?

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使徒座空位(しとざくうい) The Vacancy of the Apostolic See

使徒座空位を示す伝統的な紋章

教皇の逝去から新教皇の選出されるまでの、教皇不在の期間を「使徒座空位」といいます。 空位時には、メダル、切手、硬貨が発行され、これらは空位期間だけ有効となります。

使徒座空位の時に示される右の紋章は、使徒座空位を示す伝統的な紋章です。
ブルーノ・ハイム大司教(Archbishop Bruno Heim : 1911~2003)によってデザインされました。
The Holy See (バチカンのホームページ:英語)

教皇の死後、バチカンは?

バチカンの国務省長官をはじめ、教皇庁諸省の長官、評議会の議長を務める枢機卿は、全員、その任務が解かれます。
ローマ教会のカメルレンゴ(ローマ教会会計院長)と枢機卿団首席枢機卿は、教皇の死後も職務を続行します。
教皇が死去してから次の教皇が選ばれるまで、バチカン市国の行政管理は、枢機卿団に一任されます。しかし、枢機卿団は通常のことと、延期できない緊急事だけに対処でき、回勅を発布するようなことはできません。どうしても必要な時に、発布しても、空位の期間だけ効力を持つこととなります。

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