カトリック大阪高松大司教区(大阪府、兵庫県、和歌山県、香川県、愛媛県、徳島県、高知県)

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大司教館および教区事務所
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司教

大阪高松大司教 トマス・アクィナス 前田万葉
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大阪高松大司教 トマス・アクィナス 前田万葉 枢機卿

  1. 1949年 3月 3日 長崎県南松浦郡新上五島町仲知に生まれる
  2. 1975年 3月19日 司祭叙階
  3. 2011年 6月13日 広島教区司教に任命される
  4. 2011年 9月23日 司教叙階
  5. 2014年 8月20日 大阪大司教区大司教に任命される
  6. 2014年 9月23日 着座
  7. 2018年 6月28日 枢機卿に親任される
  8. 2023年 8月15日 大阪高松大司教区大司教に任命される

司教紋章の説明

「復活の十字架」:大阪高松大司教区の新設にあたり福音の喜びがさらに広がることを目指す。背景には司祭叙階時決意「お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」のイメージをあしらい、大阪高松大司教としての召命を再決意。
「鳩から下へ広がる黄金色の聖霊」:宣教目標「キリストの平和(Pax Christi)」を記銘。聖霊の内にFides(信仰)、Spes(希望)、Caritas(愛)による不思議な大漁のようにキリストの平和が実現できますようにと祈りを込める。
「最下部の帯」:「NON MINISTRARI SED MINISTRARE(仕えられるためではなく、仕えるために)」を記銘。「宣教・平和」を実現するためのモットーである。

補佐司教

補佐司教 パウロ 酒井 俊弘
マーク

補佐司教 パウロ 酒井 俊弘

  1. 1960年 3月23日 兵庫県芦屋市に生まれる
  2. 1988年 8月20日 司祭叙階(スペイン)
  3. 2018年 6月 2日 大阪大司教区補佐司教に任命される
  4. 2018年 7月16日 司教叙階

司教紋章の説明

背景に和柄の麦と海。
麦はイエス自身を表し、実りに溢れる教会も表す。
大阪高松大司教区は海に面しており、海は世界とつながっている。
花は椿。宣教師たちが持参した聖母の絵にあった薔薇は、日本では椿の花で描かれた。三つの椿は「御父の娘、御子の母、聖霊の花嫁」という意味。中央の青い星は海の星聖マリア。
VERITAS IN CARITATE(愛における真理)は、「愛に根ざして真理を語る」(エフェソ4章15節)から。

歴代教区長

    大阪大司教区

  • フェリックス・ニコラス・ミドン(パリ外国宣教会) 1888-1893年
  • アンリ・ヴァスロン(同会) 1893-1896年
  • ジュル・オーグスト・シャトロン(同会) 1896-1917年
  • ジャン・バティスト・カスタニエ(同会) 1917-1940年
  • パウロ田口芳五郎 1941-1978年
  • パウロ安田久雄 1978-1997年
  • レオ池長潤 1997-2014年
  • トマス・アクィナス 前田万葉 2014-2023年
  • 高松教区

  • ホセ・アルバレス(ドミニコ会) 1904-1931年
  • トマス・デ・ラ・ホス(同会) 1931-1935年
  • モデスト・ペレス(同会) 1935-1940年
  • パウロ田口芳五郎 (大阪教区と兼任)1941-1963年
  • フランシスコ・ザビエル田中英吉 1963-1977年
  • ヨセフ深堀敏 1977-2004年
  • フランシスコ・ザビエル溝部脩(サレジオ修道会) 2004-2011年
  • 使徒ヨハネ諏訪榮治郎 2011-2022年

教区小史

大阪大司教区

 1888年、日本南緯使徒座代理区に属していた近畿、中国、四国の3地方は日本中部使徒座代理区として独立、パリ外国宣教会に委託されたが、1891年6月15日には司教区に昇格して大阪教区となり、代理区長F.N.ミドン師は司教に叙階された。1904年1月27日、四国全域が新設の四国使徒座知牧区に、また、1923年5月4日、岡山、広島、山口、島根、鳥取の5県が新設の広島使徒座代理区に委譲された。さらに、1937年6月17日、京都使徒座知牧区の設立に際しては、京都、奈良、三重、滋賀の1府3県が委譲されたので、その後は大阪府と兵庫、和歌山両県を管轄区域としている。1940年、J.-B.カスタニエ司教の辞任により、田口芳五郎師が後を継ぎ、翌年12月14日、司教に叙階された。
 1969年6月24日、大阪教区は大司教区に昇格、田口司教が初代教区大司教に就任した。翌年2月5日、安田久雄師が補佐司教に任命された。1973年3月5日、田口大司教は日本人として二人目の枢機卿に親任された。1978年2月23日、田口枢機卿が逝去、同年11月15日、安田補佐司教が教区大司教に任命された。1995年11月2日、イエズス会の池長潤師が協働大司教に任命された。1997年5月10日、安田大司教の退任に伴い、池長大司教が後を継ぎ、教区司教(宗教法人代表役員)に就任した。1999年4月19日、松浦悟郎師が補佐司教として任命され、同年7月17日に司教に叙階された。2014年8月20日、池長大司教の引退が受理、広島教区の前田万葉司教が大阪大司教に任命され、9月23日に着座した。
 2018年6月28日に前田大司教は枢機卿に親任。またその前、6月2日にホセ・マリア・アベイヤ、酒井俊弘両師が補佐司教に任命され、7月16日にともに司教に叙階された。2020年4月14日、補佐司教ヨゼフ・アベイヤ司教が福岡教区司教に任命され、同年5月17日に着座した。

高松教区

 1904年1月27日、徳島、香川、愛媛、高知の四国4県は、大阪教区から分離されて四国使徒座知牧区となり、スペインのドミニコ会(ロザリオ管区)に委託された。1904年2月26日、J.アルバレス師が初代の知牧区長に任命された。1931年、アルバレス師の病気辞任のためT.デ・ラ・ホス師がこれを継ぎ、1935年には、M.ペレス師が任命された。同師は1940年に辞任、1941年から大阪教区の田口芳五郎司教が使徒座任命管理者を兼任、1949年には、知牧区長館を徳島市から高松市に移した。
 1963年9月13日、四国使徒座知牧区は司教区に昇格して高松教区となり、初代教区司教に田中英吉師が任命された。田中司教は1977年、病気のため辞任、後任に深堀敏師が任命され、同年9月23日、司教に叙階された。深堀司教は2004年5月に辞任し、後任に溝部脩司教が、仙台教区から高松教区司教に任命された。溝部司教は2011年3月に退任し、後任に諏訪榮治郎師が任命され、6月19日に叙階された。諏訪司教は、2022年9月に退任した。

大阪高松大司教区

 2023年8月15日ローマ時間12時、教皇フランシスコは大阪教区と高松教区を統合し、大阪高松大司教区を設立、その大司教として前田万葉枢機卿を任命することを発表した。同年10月9日、大阪高松大司教区設立式が執り行われた。

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