司教団メッセージ「すべての人の人権を大切に」

会長談話 司教団メッセージ「すべての人の人権を大切に」発表にあたり  この度、日本カトリック司教団は「すべての人の人権を大切に」と題するメッセージを発表するはこびとなりました。それは世界人権宣言が発布されて60周年を迎え […]

会長談話 司教団メッセージ「すべての人の人権を大切に」発表にあたり

 この度、日本カトリック司教団は「すべての人の人権を大切に」と題するメッセージを発表するはこびとなりました。それは世界人権宣言が発布されて60周年を迎える節目に当たって、カトリック者としても信仰の見地から人権の大切さを振り返る機会としたいと思ったからです。
すべての人は神の似姿として造られ、神によって与えられたその尊厳は誰も侵すことはできません。しかし社会をみると、利潤追求や利己主義等によって多くの人々、特に貧しい人々の人間の尊厳・人権はないがしろにされ、生存の危機にさえ追いやられています。
このメッセージでは、教皇方の言葉を多く参照しています。歴代の教皇が人間の尊厳についてこれほど語られているということは、その大切さを表す証ではないでしょうか。
皆さんがこのメッセージをとおして、人間の尊厳を基盤にした信仰をいっそう深め、それぞれが置かれた場で、一人ひとりの人と全ての民族の権利を等しく尊重する社会を構築するよう努力してくださることを願っています。

2008年11月
日本カトリック司教協議会
会長 岡田武夫大司教

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