10月20日（水）午前10時30分からサンピエトロ広場で行われた一般謁見の終わりに、教皇ベネディクト十六世は、来る11月20日（土）の王であるキリストの祭日の前晩に24名の新枢機卿の親任を行うことを発表しました。以下は教 […]
10月20日（水）午前10時30分からサンピエトロ広場で行われた一般謁見の終わりに、教皇ベネディクト十六世は、来る11月20日（土）の王であるキリストの祭日の前晩に24名の新枢機卿の親任を行うことを発表しました。以下は教皇の新枢機卿任命発表のことばの全文です（原文はイタリア語）。
発表された新枢機卿24名の中には、80歳を超える聖職者も4名含まれています。
11月20日の新枢機卿親任により、枢機卿の総数は203名、うち教皇選挙において投票権を有する80歳未満の枢機卿は121名となる予定です。
ベネディクト十六世による枢機卿の親任は2006年3月24日、2007年11月24日に続いてこれが3回目となります。
ここで来る11月20日に枢機卿会の新しい会員を任命するのをお知らせできることをうれしく思います。枢機卿には、教会の信仰と交わりの一致の永久にして目に見える源泉および基盤（『教会憲章』18参照）であるペトロの後継者がその使命を果たすのを助ける務めがあります。
新枢機卿の名前は次のとおりです。
- アンジェロ・アマート（Angelo Amato, S.D.B.）大司教、教皇庁列聖省長官。
- アントニオス・ナグイブ（Antonios Naguib）、エジプト、コプト教会のアレキサンドリア総大司教。
- ロベール・サラ（Robert Sarah）大司教、教皇庁開発援助促進評議会議長。
- フランチェスコ・モンテリージ（Francesco Monterisi）大司教、サン・パオロ・フオリ・レ・ムーラ大聖堂主席司祭。
- フォルトゥナート・バルデッリ（Fortunato Baldelli）大司教、教皇庁内赦院長。
- ライモント・レオ・バーク（Raymond Leo Burke）大司教、教皇庁最高裁判所長官。
- クルト・コッホ（Kurt Koch）大司教、教皇庁キリスト教一致推進評議会議長。
- パオロ・サルディ（Paolo Sardi）大司教、教皇庁教皇空位期間管理局副カメルレンゴ。
- マウロ・ピアチェンツァ（Mauro Piacenza）大司教、教皇庁聖職者省長官。
- ヴェラシオ・デ・パオリス（Velasio De Paolis, C.S.）大司教、教皇庁聖座財務部局長。
- ジャンフランコ・ラヴァージ（Gianfranco Ravasi）大司教、教皇庁文化評議会議長。
- メダルド・ジョゼフ・マゾンブエ（Medardo Joseph Mazombwe）、ザンビア、ルサカ名誉大司教。
- ラウル・エドゥアルド・ベラ・チリボガ（Raúl Eduardo Vela Chiriboga）、エクアドル、キト名誉大司教。
- ローラン・モンセングオ・パシンヤ（Laurent Monsengwo Pasinya）、コンゴ民主共和国、キンシャサ大司教。
- パオロ・ロメオ（Paolo Romeo）、イタリア、パレルモ大司教。
- ドナルド・ウィリアム・ヴュール（Donald William Wuerl）、アメリカ合衆国、ワシントン大司教。
- ライムンド・ダマシェーノ・アシス（Raymundo Damasceno Assis）、ブラジル、アパレシーダ大司教。
- カジミエス・ニツ（Kazimierz Nycz）、ポーランド、ワルシャワ大司教。
- アルバート・マルコム・ランジス・パタベンデジ・ドン（Albert Malcolm Ranjith Patabendige Don）、スリランカ、コロンボ大司教。
- ラインハルト・マルクス（Reinhard Marx）、ドイツ、ミュンヘン・フライジング大司教。
さらにわたしは、2名の司教と2名の司祭を枢機卿に上げることに決めました。このかたがたが寛大かつ献身的な教会への奉仕において際立っておられるためです。
それは次のかたがたです。
- ホセ・マヌエル・エステパ・ラウレンス（José Manuel Estepa Llaurens）、スペイン軍事大司教区名誉大司教。
- エリオ・スグレッチャ（Elio Sgreccia）司教、元教皇庁生命アカデミー会長。
- ヴァルター・ブラントミュラー（Walter Brandmüller）司祭、元教皇庁歴史学委員会委員長。
- ドメニコ・バルトルッチ（Domenico Bartolucci）司祭、元教皇庁システィーナ礼拝堂聖歌隊指揮者。