教皇、20人の新枢機卿を発表

教皇フランシスコは、1月4日のお告げの祈りにおいて、新しい枢機卿20人を発表しました。このうち、80歳未満で、教皇選挙の投票権を持つ現役の枢機卿は15人です。 これに先立ち、教皇庁広報局長のフェデリコ・ロンバルディ神父は […]

教皇フランシスコは、1月4日のお告げの祈りにおいて、新しい枢機卿20人を発表しました。このうち、80歳未満で、教皇選挙の投票権を持つ現役の枢機卿は15人です。

これに先立ち、教皇庁広報局長のフェデリコ・ロンバルディ神父はこの任命に関する資料を発表しました(バチカン放送局提供)。それによると、80歳未満の枢機卿の定数120人という基準に対して、この数カ月で12人の欠員になると見込まれていたことから、今回の15人で若干この定数を超えることになるということです。

この15人のうち、教皇庁で働いているのは、最高裁判所長官のドミニク・マンベルティ大司教の1人だけで、それ以外は世界各地で教区の責任を持っている司教、大司教です。14カ国から選ばれ、これまで枢機卿がいたことのないカーボベルデ、トンガ、ミャンマーからも枢機卿が選ばれました。教皇は枢機卿団の世界化を進め、伝統的に自動的に枢機卿が任命されると考えられている教区がありますが、それ以外の教区でも枢機卿は任命されるということが、今回の人事で明らかになっています。

アジアからは、ハノイ(ベトナム)教区のグエン・バン・ニョン大司教、ヤンゴン(ミャンマー)教区のマン・ボ大司教、バンコック(タイ)教区のクリアンサック・コーウィタワーニット大司教が任命されました。
新枢機卿は2月14日にバチカンで行われる枢機卿会議で正式に任命されます。

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