臨時司教総会終了。戦後70年司教団メッセージ発表、ほか

2月23日に東京・江東区の日本カトリック会館で始まった2014年度「臨時司教総会」は、26日に全議題を終了、閉会しました。 戦後70年を迎える今年、司教団は、平和のために働く決意を表明した、司教団メッセージ、「平和を実現 […]

2月23日に東京・江東区の日本カトリック会館で始まった2014年度「臨時司教総会」は、26日に全議題を終了、閉会しました。

戦後70年を迎える今年、司教団は、平和のために働く決意を表明した、司教団メッセージ、「平和を実現する人は幸い~今こそ武力によらない平和を」を、2月25日付で発表しました。この日は、1981年に、聖ヨハネ・パウロ二世教皇が来日した際、広島において『平和アピール』を発表した日にも当たります。
メッセージの宛先は、キリストにおける兄弟姉妹と、平和を願うすべての人々、となっています。司教たちに導かれて日本の教会は、この文書にあるとおり、平和に関する教会の教えを学び、過去の日本の歴史から反省すべき点を反省し、平和が脅かされている現代社会にあってその実現のために働くよう決意を新たにします。

また、2014年に教皇庁典礼秘跡省の認証をすでに受けている『ローマ・ミサ典礼書の総則』の改訂訳公表について検討されました。「ミサの式次第」はまだ認証を受けていない段階ですが、部分的に『総則』の変更点を公表することが決まり、実施開始日は2015年11月29日(待降節第1主日)となりました。新しい『総則』で変更される箇所を周知するため、それをまとめた文書が今後、配布されます。

そのほか、▼2015年10月にバチカンで開催される第14回世界代表司教会議(シノドス)の代表参加者は長崎教区・髙見三明大司教に決定▼ユスト高山右近の列福が確定した際の準備について討議▼2015年度カトリック中央協議会の予算書案承認、といった議題が取り扱われました。

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