
3月13日、選出から2年目を迎えた教皇フランシスコは、バチカンの聖ペトロ大聖堂で行われた四旬節の回心式において、「いつくしみの特別聖年」の開催を宣言しました。
教皇はこの聖年を、いつくしみを証しするカトリック教会の使命を強調するための年とし、「誰も神のいつくしみから排除されることはないのです」と呼びかけました。
この特別聖年は2015年12月8日に始まり、2016年11月20日まで続きます。
(2015.3.16)
バチカン放送などによると、教皇フランシスコは4月11日、この「いつくしみの特別聖年」を公式に宣言する大勅書を発表し、サンピエトロ大聖堂の聖なる門の前で、ローマの四大聖堂の首席司祭や、全世界の教会の代表者として教皇庁関係者に手渡しました。大勅書の抜粋が読み上げられ、聖年を回心と刷新の実り多い機会とするよう全教会に呼び掛けられました。大勅書の名称は「ミゼリコルディエ・ブルトゥス」(いつくしみのみ顔)です。
この翌日は復活節第2主日「神のいつくしみの主日」にあたっていました。発表の儀式に続いて、その前晩の祈りがささげられました。
(2015.4.17)