移住者と難民の現実は、私たちのあり方を問う 教皇フランシスコは、今年の難民移住移動者の日のテーマを、「わたしたちに問いかける移住者と難民、いつくしみの福音の応答」としました。 この背景には、2015年末時点で紛争や迫 […]
移住者と難民の現実は、私たちのあり方を問う
教皇フランシスコは、今年の難民移住移動者の日のテーマを、「わたしたちに問いかける移住者と難民、いつくしみの福音の応答」としました。
この背景には、2015年末時点で紛争や迫害を逃れ、家を追われた人の数が6530万人となり、UNHCRが統計を取り始めてから最多となった現実があります。
教皇は、これはもはや「構造的な現実」であり、「今日、いつくしみの福音は以前にも増して良心を揺さぶり、他の人々の苦しみに慣れてしまわないように働きかけている」と指摘しています。
また、移住者も受け入れ側の人々も、異なる文化の交わりで変化を求められますが、それを「真の発展を阻むものとしてではなく、人間的、社会的、霊的な真の成長をもたらす機会として受け止める」ようにも促しています。
すべての人が世界のどこにあっても、そこが「自分の家」であり、人類家族の一人として共に生きられるよう祈りましょう。