教皇フランシスコ、5枢機卿を新たに任命

5月21日の「アレルヤの祈り」の際、教皇フランシスコは、6月28日に枢機卿会議を開き、新たに5人の枢機卿を任命することを発表しました。教皇は、「世界のさまざまな地域から来ているという彼らの来歴は、教会の普遍性(カトリシテ […]

5月21日の「アレルヤの祈り」の際、教皇フランシスコは、6月28日に枢機卿会議を開き、新たに5人の枢機卿を任命することを発表しました。教皇は、「世界のさまざまな地域から来ているという彼らの来歴は、教会の普遍性(カトリシティ)を表すものです」と述べています。

翌29日の聖ペトロ聖パウロ使徒の祭日には、新たな5人の枢機卿も含め、枢機卿団、新司教らと共に、教皇司式のミサがささげられます。

5人は以下の通り。

  • ジャン・ゼルボ大司教、バマコ教区(マリ)
  • フアン・ホセ・オメーヤ大司教、バルセロナ教区(スペイン)
  • アンデルス・アルボレリウス司教、ストックホルム教区(スウェーデン)
  • ルイ=マリー・リン・マンカネコウン司教、パクセ使徒座代理区(ラオス)
  • グレゴリオ・ロサ・チャベス補佐司教、サンサルバドル教区(エルサルバドル)

複数の外電によると、今回の任命された人々も、世界のさまざまな地域から選ばれており、現教皇が周辺こそ大切にすべきとたびたび語るメッセージを具現化するものとなっています。プロテスタントが多数のスウェーデンで唯一の司教であるアルボレリウス司教や、まだ教区に昇格する前の代理区のマンカネコウン司教が任命されることは特徴的です。またチャベス補佐司教は、同国で軍事政権時代の1980年に殺害されたロメロ大司教(2016年に列福)とともに働いた人物で、社会正義の問題に注力するフランシスコの意向が表れているとみられます。

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