東京教区、『いのちへのまなざし』シンポジウム

ことし3月に発行された日本司教団によるメッセージ、『いのちへのまなざし【増補新版】』は、全国で多くの皆さんが手にとっていただいています。本書の発行を受け、全国各地で、教区やカトリック施設などが主催する、本書に関連する勉強 […]


ことし3月に発行された日本司教団によるメッセージ、『いのちへのまなざし【増補新版】』は、全国で多くの皆さんが手にとっていただいています。本書の発行を受け、全国各地で、教区やカトリック施設などが主催する、本書に関連する勉強会や講演会などが開かれています。

7月29日午後には、東京・麹町教会で、東京教区主催のシンポジウムが行われ、300人近くの方が参加されました。副題として「わたしたちが見つめている世界」と冠し、シンポジストとして、白百合女子大学学長の田畑邦治さん、精神科医で立教大学教授の香山リカさん、ノンフィクションライターの飯島裕子さん、映画監督の四ノ宮浩さんが登壇されました。(写真は講話後あいさつする、同教区、岡田武夫大司教

いのちへのまなざし【増補新版】

シンポジストそれぞれの体験や視点から、「いのち」が脅かされている現状が報告され、いのちを守っていく大切さが説かれました。たとえば香山さんは、差別の問題と取り上げ、人権尊重が当たり前だと思っていたのに、そうでない風潮がまん延する現在、教会が「神様」ということばを使わずに人権の大切さを世の中に伝えて行くことが重要、と呼びかけました。

今後とも各地で『いのちへのまなざし』を核とした学びの機会を多く持っていただければと思います。いのちにかかわる諸問題について、司教たちが伝えたいと思ったメッセージを、みなでともに考えていければ幸いです。

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