菊地大司教、東京教区に就任

東京教区では12月16日、新しい大司教の着座式が行われ、タルチシオ菊地功大司教(神言修道会)が同教区の第9代大司教として就任しました。 着座式は東京・文京区の東京カテドラル聖マリア大聖堂で午前11時から行われましたが、約 […]

東京教区では12月16日、新しい大司教の着座式が行われ、タルチシオ菊地功大司教(神言修道会)が同教区の第9代大司教として就任しました。

着座式は東京・文京区の東京カテドラル聖マリア大聖堂で午前11時から行われましたが、約2,500人の参列者で聖堂は超満員。菊地大司教の前任地である新潟教区や出身地の岩手県宮古、短期間暮らして親族もいる静岡、学生時代を過ごし神言修道会管区本部もある名古屋などからも信者らが集まりました。同大司教はカリタスジャパンの責任司教でもあるので、各地の被災地などからも関係者がお祝いに駆け付けました。

ミサは、日本全国の司教や教皇大使、韓国のヨム・スジョン枢機卿をはじめ、ドイツ(ケルン教区)や韓国、ガーナの司教、国際カリタス関係者、神言修道会副総長、そして約150人の司祭団が共同司式しました。

ミサでは、まず教皇による任命書(ラテン語)が、教皇大使ジョセフ・チェノットゥ大司教によって読み上げられました。

続いて前任者の岡田武夫大司教が司教の杖(バクルス)を菊地大司教に手渡し=写真上、菊地大司教は紋章が掲げられた椅子(司教座)に「着座」、東京教区大司教として正式に就任しました。

菊地大司教はかつて、アフリカ・ガーナ共和国の小教区で働いていました。着座式には同国のナナ・アド・ダンクワ・アクフォ=アド大統領も祝辞を寄せ、駐日大使シルベスタ・ジュドゥ・パポ・パーカー・アロテ大使夫妻も臨席しました。

ガーナからは首都アクラのパーマー・バクル大司教と2人の司教も来日しましたが、3人とも菊地大司教と一緒に働いていた聖職者です。同大司教らは同国特有の模様が入った紫のカズラ(祭服の一つ)を菊地大司教にプレゼントし、大使夫人と共にガーナの習慣であるビーズの首飾りやブレスレットも贈りました。

写真下=ミサの終わりに会衆を祝福する菊地大司教

(本記事は速報です。後日訂正や追加をすることもあります)

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