さいたま教区司教、大阪教区2補佐司教の任命発表

教皇フランシスコは、6月2日(土)、2013年以来、長らく司教空位となっていたさいたま教区の新しい司教に、サレジオ修道会の現管区長、山野内倫昭神父(62歳)を任命する、と発表しました。 大分で生まれた山野内被選司教は、南 […]

教皇フランシスコは、6月2日(土)、2013年以来、長らく司教空位となっていたさいたま教区の新しい司教に、サレジオ修道会の現管区長、山野内倫昭神父(62歳)を任命する、と発表しました。

大分で生まれた山野内被選司教は、南米アルゼンチンで育ち、同国でサレジオ修道会に入会。叙階された後、1997年より、日本で働いています。

山野内被選司教はさいたま教区の教区長として歴代7人目、教区に昇格してからの司教としては5人目となります。


さらに教皇は、先日、前田万葉大司教が枢機卿に任命された大阪教区のために、2人の補佐司教を任命しました。1人は、クラレチアン宣教会のホセ・アベイヤ神父(68歳、写真左)。もう1人は、オプス・デイのメンバー、酒井俊弘神父(58歳、同右)です。

アベイヤ被選司教はクラレチアン宣教会の管区長を務めるなど、日本で働いた後、1991年よりローマの本部で働き、03〜15年は総長。15年に帰国し、大阪教区で司牧に当たっていました。

酒井被選司教は日本の大学を卒業後、スペインに渡ってオプス・デイの神学校に入り、当地で司祭叙階。1990年より日本に戻って司牧活動をしています。

大阪教区に補佐司教が置かれるのは、2015年に、当時の松浦悟郎補佐司教が名古屋教区司教となり、同教区に移って以来のこととなります。

山野内、アベイヤ、酒井各被選司教の叙階式の日程は、おって発表されます。


 ◎ さいたま教区、大阪教区の司教叙階式、日程決定


さいたま教区(埼玉、群馬、栃木、茨城)の信者数は聖職者と修道者を含めて21,505人、小教区54、準小教区1、巡回教会4、集会所1、大学・短大0、高等学校2、中学校2、小学校0、幼稚園18、医療施設0、社会福祉施設21。司祭53人、助祭6人、修道士・修道女153人が働いています(2016年12月末現在)。2016年の洗礼数は幼児284人、成人142人でした。

マリオ 山野内倫昭 被選司教の略歴

1955年12月 8日 大分県に生まれる
1975年     サレジオ修道会に入会(アルゼンチン)
1984年12月21日 司祭叙階(サン・ホアン、アルゼンチン)
1997年 2月26日 日本へ帰国。その後、同会の学校、神学校などで働く
2014年〜   同会日本管区管区長
2018年 6月 2日 さいたま教区司教に任命される


大阪教区(大阪、兵庫、和歌山)の信者数は聖職者と修道者を含めて50,184人、小教区77、準小教区0、巡回教会4、集会所1、大学・短大3、高等学校16、中学校16、小学校10、幼稚園42、医療施設6、社会福祉施設63。司祭155人、助祭2人、修道士・修道女632人が働いています(2016年12月末現在)。2016年の洗礼数は幼児222人、成人295人でした。

ホセ・マリア・アベイヤ 被選司教の略歴

1949年11月 3日 スペインに生まれる
        クラレチアン宣教会入会。
        バルセロナで哲学・神学を学んだ後、日本へ派遣される
1972年12月 8日 終生誓願
1975年 7月12日 司祭叙階。名古屋教区、大阪教区で司牧に当たる。
1981年〜1992年 同会、日本管区管区長
1991年〜2003年 同会ローマ本部、福音化委員会委員長
2003年〜2015年 同会総長
2015年     日本に戻り、大阪教区で司牧
2018年 6月 2日 大阪教区補佐司教に任命される

パウロ 酒井俊弘 被選司教の略歴

1960年 3月23日 兵庫県に生まれる
1976年     オプス・デイでの養成が始まる
1985年     スペインに渡り、神学校に入学
1988年 8月20日 司祭叙階(トーレシウダード、スペイン)
1990年     日本に戻り、長崎教区、大阪教区で働く
2018年 6月 2日 大阪教区補佐司教に任命される

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