教皇庁典礼秘跡省、教令「感染症の世界的流行の時節におけるミサについて」

典礼秘跡省 教令 感染症の世界的流行の時節におけるミサについて 「闇にしのび寄る疫病も、恐れることはない」(詩編91・5-6参照)。詩編作者のこのことばは、試練の時、自らの民を決して見捨てることのない神の揺るぎない愛に大 […]

典礼秘跡省

教令

感染症の世界的流行の時節におけるミサについて



「闇にしのび寄る疫病も、恐れることはない」(詩編91・5-6参照)。詩編作者のこのことばは、試練の時、自らの民を決して見捨てることのない神の揺るぎない愛に大きな信頼を寄せるよう勧めている。

 新型コロナウイルス感染症(Covid-19)によって全世界が大きく傷ついているこの時節に、神がこの感染症の世界的流行を終息させてくださることを願う特別のミサをささげることができるよう、多くの要請が当省に寄せられた。

 したがって、当省は、教皇フランシスコによって与えられた権限に基づき、感染症の世界的流行に際してミサをささげる許可を与える。このミサは、感染症の世界的流行が続く間、祭日、待降節と四旬節と復活節の主日、復活の八日間、死者の日、灰の水曜日、聖週間を除いて、すべての日に行うことができる(「ローマ・ミサ典礼書の総則」374参照」。

 ミサの式文は本教令に添付される。

 以上に反することはすべて退けられる。

Prot. N. 156/20
典礼秘跡省にて、2020年3月30日
長官 ロベール・サラ枢機卿
次官 アーサー・ローチ大司教

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