2021年「世界こども助け合いの日」(1月31日)

「世界こども助け合いの日」を迎えて  毎年、1月の最終日曜日(2021年は1月31日)は、「世界こども助け合いの日」と定められています。多くの皆さまのご理解とご協力によって、カトリック教会のみならず、カトリック系の学校、 […]

「世界こども助け合いの日」を迎えて

 毎年、1月の最終日曜日(2021年は1月31日)は、「世界こども助け合いの日」と定められています。多くの皆さまのご理解とご協力によって、カトリック教会のみならず、カトリック系の学校、幼稚園、保育施設、認定こども園の生徒や児童の皆さん、保護者の方々からも暖かいご支援をいただいております、心から感謝申し上げます。

 教皇庁宣教事業・児童福祉会ローマ本部は、2021年の世界共通テーマに「あかし」を提案しました。これを受けて今年の「世界こども助け合いの日」のテーマは「あかしする子どもたち」です。新型コロナウイルスの世界的大流行を受けて、子どもたち、若者、家庭を取り巻く環境は著しく変化しています。ソーシャル・メディアを用いた新しい活動が模索される中、子どもたちが自分たちの方法で、神さまの愛をあかしし、すべての人と美しい友情を育てていくことができますように願っています。教皇フランシスコも「あなたがたの間の友情をあかししてください。友情は可能です」と若者に呼びかけてくださいました(『すべてのいのちを守るため 教皇フランシスコ訪日講話集』より)。

 今回のポスターの原画は、カトリック美術作家のすずらんさんが、テーマを黙想しながら描いてくださいました。絵のタイトルは「陽だまり(sole positivo)」。子どもがもっている明るさやたくましさが強調されています。教会の典礼色も意識され、緑は、子どもの日常とあどけなさを表し、失敗や間違いがあっても子どもらしく立ち向かって欲しいという願いが込められています。赤は、キリストの御血の色ですが、何か新しい出来事が生まれる時に犠牲が伴うことが伝えられます。手にもっているキノコの白は、復活、神さまの栄光です。パンデミックの困難があっても、子どもたちが未来に向かって、明るく、元気に、成長してほしいというわたしたちの願いが重なっています。

 昨年、皆さまから寄せられた献金総額は47,541,928円でした。今年は、ブルンジ、ガーナ、ザンビア、ナイジェリア、リベリア、タンザニア、バングラディッシュ、インドの各国に合計43,742,881円を援助させていただきました。世界中の子どもたちのあかしに心を留め、心とからだの健全な成長が促されますように皆さまのお祈りとご支援をよろしくお願いいたします。


※ご献金の集約先は各教区の本部事務局です。どうぞよろしくお願いいたします。

2020年10月1日
教皇庁宣教事業 日本代表 門間 直輝

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