2022年「世界こども助け合いの日」(1月30日)

「世界こども助け合いの日」を迎えて  今年も「世界こども助け合いの日」1月の最終日曜日(2022年は1月30日)を迎えます。毎年、多くの皆さまのご理解とご協力をいただき心から感謝申し上げます。カトリック系の学校、幼稚園、 […]

「世界こども助け合いの日」を迎えて

 今年も「世界こども助け合いの日」1月の最終日曜日(2022年は1月30日)を迎えます。毎年、多くの皆さまのご理解とご協力をいただき心から感謝申し上げます。カトリック系の学校、幼稚園、保育施設、認定こども園の生徒・児童の皆さん、保護者の方々からも暖かいご支援とご協力をありがとうございます。

 2022年「世界こども助け合いの日」のテーマは「わかち合うこころはたからもの」です。2年に及んでいる新型コロナウイルスの世界的大流行によって、おとなだけでなくこどもたちの世界も大きな影響を受けています。2020年度に「不登校」とみなされた小中学生は19万6127人と過去最多となりました(参照:文部科学省「令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」)。その主な要因は無気力や不安とされていますが、長引くコロナ禍の影響を大きく受けたこどもたちの生活環境の変化を感じざるを得ません。この大きな変化が続く中ですが、児童福祉会はこどもたち一人ひとりに自分のもっているものを―わかち合うこころ―を育んで欲しいと願っています。困っているおともだち、悩んでいるおともだちと一緒に歩いていくことのできるこどもです。

 今回のポスター原画も、昨年に続きカトリック美術作家のすずらんさんが描いてくださいました。絵のタイトルは「自らを超えて(più)」。赤に染まるきのこ傘はこどもたちの生きた犠牲です。こども同士のわかち合うこころは互いを見つめるそのまなざしに表現されています。七色の雨粒には、日常の様々な出来事、特に喜びだけでなく悲しみや苦しみが含まれています。しかし自分の持つ赤いきのこ傘を差し出す時、二人のいる場所は宝石のように輝きます。コロナ禍を超えて、すべてのこどもたちが神さまに愛されているこどもとして互いに助け合い、励ましあって今を乗り越えて欲しいという願いが込められています。今回、こどもたちが塗り絵をしながら、世界中の窮乏の中に置かれているこどもを想像して欲しいと思い、塗り絵のサンプルを同封させていただきます。どうぞご活用ください。

 昨年、皆さまから寄せられた献金総額は47,612,320円でした。今年は、マダガスカル、ナイジェリア、ルワンダ、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエ、トリニダードトバゴ、インド、スリランカの各国に合計47,542,446円を援助させていただきました。コロナ禍の世界中のこどもたちを思い、心身の健全な発達・成長が促されますように皆さまのお祈りとご支援をよろしくお願いいたします。


※ご献金の集約先は各教区の本部事務局です。どうぞよろしくお願いいたします。

2021年10月26日
教皇庁宣教事業・児童福祉会 日本代表 門間 直輝


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