聖金曜日 主の受難 盛式共同祈願の意向(例文)

 教皇庁典礼秘跡省は2022年3月25日付で書簡を発表し、今年もコロナ禍の中で復活祭を迎えるにあたって、典礼集会には引き続き細心の注意を払うよう促しつつ、新たな指示を出す意向はないことを明らかにしました。一方、ウクライナ […]

 教皇庁典礼秘跡省は2022年3月25日付で書簡を発表し、今年もコロナ禍の中で復活祭を迎えるにあたって、典礼集会には引き続き細心の注意を払うよう促しつつ、新たな指示を出す意向はないことを明らかにしました。一方、ウクライナにおける戦争の継続を背景に、聖金曜日の盛式共同祈願に平和のための意向を加える提案が示されたため、日本カトリック典礼委員会が作成し、4月7日の常任司教委員会で承認を受けた、聖金曜日「主の受難の祭儀」の盛式共同祈願に任意で加えることのできる意向(例文)を掲載いたします。



聖金曜日 主の受難
盛式共同祈願の意向
(例文)

「重大な公の必要が生じた場合、教区長は、他の特別な意向を付け加える許可を与えるか、または、付け加えるよう規定することができる」(『ローマ・ミサ典礼書』規範版第3版、314頁、13番[日本語版『ミサ典礼書』220頁、11番])という可能性に応えることができるよう、聖金曜日の盛式共同祈願に、任意に付け加えることができる共同祈願(例文)としてご活用ください。


ウクライナの平和のために
ウクライナで起きた戦争や世界各地の紛争の終結を願ってりましょう。武力による殺戮や破壊からあらゆるいのちが守られ、政治をつかさどる人々が、対話による平和を実現することができますよに。

     または

ウクライナで起きた戦争や世界各地の紛争に巻き込まれ、耐え難い苦痛と不安の中にある人々のためにりましょう。必要な支援の手が差し伸べられ、平穏な日々を取り戻すことができますよに。

     または

ウクライナで起きた戦争や世界各地の紛争や暴力で亡くなったすべての人と遺族のためにりましょう。神のもとに召された人々に永遠の安息が与えられ、遺族の方々が慰めと生きる希望を見いだすことができますよに。

   しばらく沈黙の後、唱える。

全能永遠の神よ、
あなたは思い上がる者、権力をふるう者を退け、
見捨てられた人、嘆き悲しむ人に目を留めてくださいます。
悪意を抱く人々の心を変え、まことの平和をもたらしてください。
戦争や暴力の犠牲となったすべての人に助けと慰めが与えられますように。
 わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

*歌唱する場合、意向の太字で音が変わります。

(2022年4月7日 日本カトリック司教協議会常任司教委員会認可)

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