教皇レオ十四世、2026年6月30日、エルサレム世界総主教座代表使節団へのあいさつ

2026年6月30日(火)午前に、聖ペトロ聖パウロ使徒の祭日(6月29日)の機会にバチカンを訪れているエルサレム総主教座代表使節団に対して行ったあいさつ(原文英語)。 7月1日(水)の教皇庁キリスト教一致推進省の発表によ […]

2026年6月30日(火)午前に、聖ペトロ聖パウロ使徒の祭日(6月29日)の機会にバチカンを訪れているエルサレム総主教座代表使節団に対して行ったあいさつ(原文英語)。
7月1日(水)の教皇庁キリスト教一致推進省の発表によれば、同使節団は6月27日(土)から7月1日(水)までローマを訪問した。代表使節団を率いたのはエマヌエル・カルケドン府主教。使節団は6月29日の聖ペトロ聖パウロ使徒の祭日の教皇ミサにも陪席した。


 エマヌエル府主教様。
 親愛なるキリストにおける兄弟の皆様。

 昨日のローマの守護聖人である聖ペトロ聖パウロ使徒の祭日のミサに続いて皆様とお目にかかることができ、たいへんうれしく思います。皆様がわたしたちとともにいてくださることは、コンスタンチノープルの姉妹教会とその牧者であり導き手であるヴァルソロメオス世界総主教様の兄弟としての親密さを表します。それぞれの教会の守護聖人の祭日に際しての恒例の相互訪問を継続するために皆様をローマに派遣してくださったことに対して、ヴァルソロメオス世界総主教様と聖シノドのすべての構成員の皆様に深く感謝いたします。

 とくにわたしは昨年、フェネルの聖ゲオルギオス大聖堂での聖アンデレの祝日(11月30日)に参加したことを鮮明に覚えています。ヴァルソロメオス総主教様との会見(11月29日)を喜びと感謝をもって思い起こします。この会見の中でわたしたちは互いの友情を深め、多くの問題、とくにすべてのキリスト者の完全な一致への歩みを進展させたいというわたしたちの共通の望みに関して意見を交わすことができました。

 このことに関連して、ヴァルソロメオス総主教様の招きにより、他の諸教会・教会的共同体の臨席のもとに、ニケアにおける第一回公会議1700周年記念式典が聖アンデレの祝日の前日(11月28日)にイズニクで開催されました。この式典は、すべての人の父である神への信仰を共有し、主であり神の子であるイエス・キリストと、わたしたちに霊感を与え、真理と一致における完成へと導いてくださる聖霊を信じる人々の間にすでに存在する交わりを雄弁にあかししました。記念式典は、ニケア信条がこのエキュメニカルな旅路の基盤であり指導原理でなければならず、またそれが正当な多様性における真の一致のモデルを示していることを明らかにしました。すなわち、三位一体における一致、一性における三位一体です(教皇レオ十四世使徒的書簡『信仰の一致のうちに――ニケア公会議1700周年にあたって(2025年11月23日)』12)。2033年のあがないの2000周年記念への道のりが、世界のすべてのキリスト教教派とともに歩まれ、復活した主の証人となるたまもと召命を再発見させてくれますように。

 戦争と両極化の増大、また文化的・社会的な分裂によって特徴づけられた時代にあって、互いに和解し、一致して唯一の信仰を告白するキリスト者は、平和を築くすべての善意の人々の努力に対して決定的な貢献を行いながら、平和の信頼の置けるしるしとなるように招かれています。さらに、現在の状況の中で、キリスト教のメッセージの信頼性だけでなく、人類の未来そのものが危機にさらされています。今日のさまざまな課題――それは平和、新しい技術の適切な使用、被造物の保護を含みます――に直面してキリスト者がいっそう協力する必要性は、イエス・キリストの福音そのものに由来します。実際、若年者ともっとも困窮した人々をはじめとしたすべての人間のいのちと尊厳に対するわたしたちの責任は、わたしたちの現在と永遠の運命を決定づける基準です(マタ25・31-46参照)。

 エマヌエル府主教様、親愛なる兄弟の皆様。今回のご訪問と、キリスト者の一致という聖なる課題の推進のための府主教様と(ヴァルソロメオス)世界総主教様の個人的なご努力に対して、あらためて心より感謝申し上げます。皆様のために祈ることを約束します。肉体と信仰における兄弟である聖ペトロと聖アンデレ使徒の執り成しを通じて、父である神がその祝福とともにつねにわたしたちとともに歩んでくださいますように。ご清聴ありがとうございます。

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