今、様々な危機的困難にある「家庭」について、そのかけがえのない価値と深い意味を明らかにし、家庭生活の中の種々の問題にも光をあてながら、キリスト者の夫婦・家庭の役割と使命を示します。『家庭の権利に関する憲章』も収録。
【原文の発表年月日】 1981年11月22日
原タイトル | FAMILIARIS CONSORTIO |
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著者 | 教皇ヨハネ・パウロ二世 |
発行日 | 1987/4/10 |
判型 | B6 |
ページ数 | 204 P |
価格 | 本体価格 1200円(税込1320円) |
ISBN | 978-4-87750-029-0 |
在庫状況 | 在庫切れ |
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目次
序
はじめに
- 家庭に奉仕する教会
- 一九八〇年のシノドス
- 結婚と家庭の高貴な価値
第一部 今日の家庭の光と影
- 家庭を取り巻く状況を知る必要
- 福音的な識別
- 今日の世界における家庭
- 環境が信徒の良心に及ぼす影響
- 現代は英知を必要とする
- 漸進と回心
- 福音と地域文化との融合
第二部 結婚と家庭についての神の計画
- 人間、愛である神のかたち
- 結婚、そして神と人の交わり
- 教会の花婿であるイエス・キリストと結婚の秘跡
- 結婚の貴重なたまものである子ども
- 人格の交わりである家庭
- 結婚と神の国のための独身
第三部 キリスト者の家庭の役割
- 家庭よ、本来の姿になりなさい
Ⅰ 人間共同体の形成
- 交わりの源泉であり力である愛
- 特有な一致である夫婦の交わり
- 解くことのできない「きずな」
- 家庭のより広い交わり
- 女性の権利と役割
- 女性と社会
- 女性の尊厳に対する攻撃
- 夫、父親としての男性
- 子どもの権利
- 家庭の中の高齢者
Ⅱ 生命に仕える
一、生命を伝えること
- 創造主である神の愛の協力者
- 古くまた常に新しい教会の教えと規範
- 教会は生命を守る
- 神の計画がより完全に実現されるために
- 人間および人間の使命に関する総合的なビジョン
- 教える人であり助け手である教会
- 結婚した人々の倫理的成長
- 確信と実際的な助け
二、教育
- 教育に関する親の権利と義務
- 人生の本質的な価値についての教育
- 教育の使命と結婚の秘跡
- 初めての教会体験としての家庭
- 教育機関との関係
- 生命に対する多様な奉仕
Ⅲ 社会の進歩発展への参加
- 社会の基礎をなす生きた細胞としての家庭
- 交わりと分かち合いの場としての家庭生活
- 社会的・政治的役割
- 家庭に奉仕する社会
- 家庭の権利に関する憲章
- キリスト者の家庭の恵みと責任
- 新しい国際秩序のために
Ⅳ 教会の生命と使命への参与
- 教会の神秘のうちにある家庭
- 独創的で固有の教会的役割
一、信仰と福音宣教の共同体であるキリスト者の家庭
- 神の計画の中の家庭と信仰
- 福音宣教におけるキリスト者の家庭の役割
- 教会的奉仕
- 全世界に福音を告げること
二、神と対話する共同体としてのキリスト者の家庭
- 家庭における神の聖所
- 秘跡と礼拝である結婚
- 結婚と聖体
- 回心とゆるしの秘跡
- 家庭の祈り
- 祈りを教える人
- 典礼の祈りと個人の祈り
- 祈りと生活
三、奉仕する共同体としての家庭
- 愛の新しい教え
- すべての人々の中に神を見いだす
第四部 家庭の司牧-その段階、構造、責任と状況
Ⅰ 家庭の司牧の諸段階
- 教会はキリスト者の家庭とその歩みを共にする
- 結婚の準備
- 結婚式
- 結婚式と神を信じていない受洗者の福音化
- 結婚後の司牧的配慮
Ⅱ 家庭に対する司牧上の組織
- 司教と司祭
- 修道者
- 信徒である専門家
- マス・メディアの送り手と受け手
Ⅳ 困難な状況にある家庭への司牧
- 特殊な状況
- 混宗婚
- 変則的な状況に対する司牧
- (a)試験的結婚
- (b)事実上の自由婚
- (c)民法上のみ結婚したカトリック信者
- (d)別居あるいは再婚していない離婚者
- (e)再婚した離婚者
- 家庭のない人々
- おわりに
付録 家庭の権利に関する憲章
あとがき